自分で配線?! デンマークでの照明器具取り付け方法
幸せの国デンマークはヒュッゲで有名。
「居心地がいい雰囲気」や「楽しい時間」を指す概念的な言葉なので、ほっこりしたり、ふっと幸せを感じる時だけでなく、一緒にワイワイと楽しんだ時にも使われたりします。
定義するのが非常に難しいヒュッゲですが、ヒュッゲな雰囲気を作るのに一役買っている(と思われる)のが「家の中の照明」
どこの家に行っても、照明にはこだわりがあるのですが・・・
共通なのは、「ぶらり〜ん」と天井からぶら下げるタイプの照明が好きっぽい。
それもかなり低い位置まで下げちゃいます。
こちらは友達の家のダイニングテーブルの照明。位置がちょうど僕の頭ぐらいのところなので、立ち上がる際に頭をぶつけることが・・・(恥)
会社のオフィスでも、スポットライトが随所に使われています。
もちろん、カフェやレストランでも多用されています。
***
これらは、いわゆる「ペンダントライト」という照明器具。
40ワットぐらいの弱めの電球を使い、低めの位置にぶら下げて生み出すスポットライトは、まるでキャンドルの|灯火《ともしび》のよう。
それがヒュッゲっぽいのでしょうね。
でもね・・・残念ながら実用的じゃないんですよ、ヒュッゲな光は・・・😅
我が家のダイニング・リビングエリアにあるのは👇の照明。
元々の電球が60ワットしかなくて、とても暗かったので、75ワットの電球にしたのですが、それでも暗い (苦笑)
薄暗すぎて、夜に作業したり、デンマーク語の勉強をしたりするには全然適していません。
というわけで、二つ目の照明を設置することにしました!
***
日本なら照明器具を買って、ソケットに装着するだけ。
でも、デンマークの照明器具の設置はちょっとトリッキー。
なぜかというと、天井に小さな穴が空いているだけなのです。
カバーの蓋を開けると👇な感じ。そう、自分で配線しないといけないの〜!
というわけで、ここからは「デンマークの家で照明器具を設置する方法」をステップ・バイ・ステップで解説していきまーす。
目次
必要な道具:
- ラジオペンチ
- カッター
- ドライバー
- 照明器具
- 照明用の電線
なお、照明用の電線は、Silvanなどの日用品点や電気屋さんで買うことができます。
Step 1: 電源を切る (超重要)
作業を始める前に、必ず電気を切りましょう。
確実に電源を落とすなら、ブレーカーを切るのが一番安心です。
ステップ 2: 電線の準備
電線を好みの長さに切ります。
そして、ラジオペンチとカッターを使いながら、購入してきた電線の両端のカバーを剥ぎます。
白い皮膜を剥がすと、青色と茶色のワイヤーが出てくるので、金属のワイヤーが2〜3cmほど出るようにさらにカバーを剥がします。
ステップ3:照明器具に電線の取り付け
照明器具側に電線を取り付けます。
照明器具によりますが、👇のようにワイヤーを照明のソケットに差し込んで配線をします。
- L (Live側) または M1 に茶色の線を入れる
- N (Neutral側) に青色の線を入れる
ステップ4:天井への配線
カバーの蓋を開けると、ネジが4箇所あるはずです。
それぞれに記号が書いてあるので、 M1 と N という記号を探し、ドライバーでそこのネジを緩めます。(家によって位置が異なるそうです)
それぞれに記号が書いてあるので、 M1 と N という記号を探し、ドライバーでそこのネジを緩めます。(家によって位置が異なるでちゃんと確認しましょう)
ネジを緩めると、穴にワイヤーが差し込めるようになるので、👇のように配線して、しっかりとネジを絞めます。
- M1 に茶色の線
- Nに青色の線
そうそう!蓋のカバーをワイヤーに差し込んでから、配線しましょう!そうしないと、配線後に蓋を閉められずやり直しになっちゃいます。
ステップ5:照明器具の位置決め&設置
最後は好みの位置に照明器具を設置して、スイッチをON!!
我が家が設置したのは、明るめのスポットライト。
これで僕と僕の奥さんの仕事エリアがめっちゃ明るくなりました!
***
そうそう!照明の暗さについての記事は👇もおすすめです!