シンプルなイメージのデンマーク、意外に消費社会?!
「ヒュッゲ」で知られるデンマークは、世界で最も幸せな国の一つ。
国連が毎年発行している「World Happiness Report 2021」によると、デンマークはフィンランドに次いで世界2位。
逆に日本は56位・・・
先進国の中ではワーストを争うようなポジションなので、毎年、国連がランキングを発表すると「なぜデンマークは幸せなのか」的な記事が結構たくさん出てきます。
で、よく見かけるのは👇のような内容。
幸福のヒントは、デンマーク特有のシンプルなライフスタイル
デンマークで求められているのは物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさ
自然に近い質素で心豊かな過ごし方を好むのがデンマーク人の特徴
などなど・・・
こういう文言から想像できるのは、デンマークの人たちがマテリアリスティックな消費社会とは真逆にいるイメージかもしれません。
まぁ・・・確かにアメリカ的なキャピタリズムには異議を唱える人も多いし、👇のnoteで紹介したように、自然との共生をしている人たちも多いのだけど・・・
でもっ!!!
今日のBlack Fridayの盛り上がりを見ると、めっちゃ物質的やん😅
Black Friday は、アメリカの感謝祭(Thanksgiving)がきっかけになって始まった大規模な安売りセール。アメリカではBlack Fridayが年末商戦の幕開けを告げる恒例イベントです。
そんなアメリカ生まれのBlack Friday、なぜか感謝祭を祝わないデンマークでも非常に盛り上がっています。
オーフスの目抜き通りは「Black Friday 25% OFF」といったポスターや黒い風船飾りで賑やか。
電化製品を売っているElgigantenを覗いてみたらびっくり!
レジの後ろの棚は、オンラインで事前注文された取り置き商品がずら〜〜っと並んでるんです。
あれれれ?
「シンプルなライフスタイル」とか、
「物質的ではなく精神的な豊かさ」とか、
「自然に近い質素な生活」と、
ちょっと違くない? 😅
しかもっ、いつもなら夕方6時に閉店しちゃうお店も、今日はなんと夜11時まで営業!!!
そんなわけで、Black Fridayで消費社会丸出しのデンマークの金曜日は夜遅くまで盛り上がりそうです 😆