
北イタリア・チロル地方の結婚式に行ってきた! -行くまでがめっさ大変だった編-
前回の記事では、「オーフスで仲良くしている、イタリア人・ドイツ人カップルの結婚式に招待され、イタリアのアルプスに行ってきました〜」という話を紹介しました。
アルプスの山並みと草原の中での結婚式はとても素晴らしく、親族や友達とのおしゃべりも素敵な時間でした。
でも、そこまで行くのがとても大変だったんです 😅
目次
其の1 – 直行では行けないハードな旅程
結婚式の場所は、北イタリアのチロル地方にある小さな町でした。
あまりにも地方な町なので、同じ欧州なのに一筋縄では行けない距離。
僕たちが住んでいるオーフスからだと・・・
- 🚌 オーフスからビルン空港へ行く
- ✈️ ビルン空港からルフトハンザ航空で、ドイツ・ミュンヘン経由でオーストリア・インスブルックに行く
- 🚃 インスブルック空港からインスブルック中央駅まで行き、イタリア行きの電車に乗る
- 🚕 イタリアのBrixen駅で降り、イギリスやドイツからの招待客と合流し、チャーターしてもらったシャトルバスに乗る
- 目的地に到着
つまり「バス→飛行機→電車→バス」で、デンマーク、ドイツ、オーストリアを南下してイタリアに行くという乗り継ぎばかりの旅程なのです。

もしひとつでも遅れたり、乗り継ぎに失敗すると結婚式には間に合わない可能性もあるリスクの高い旅程でした。
其の2 – ルフトハンザ航空がまさかの「バス」!
おまけに、予約したルフトハンザ航空のボーディングパスを見てさらに衝撃。
ビルン(BLL)からミュンヘン(MUC)は普通のボーディングパス。
でも、ミュンヘン(MUC)からインスブルック(INN)のボーディングパスをよく見ると、アイコンが飛行機ではなく、なんと「バス🚍」!
そう! ルフトハンザ航空の LH3832 というフライト番号があるにも関わらず、なんとっ、ただの高速バスという事実。
興味深いことに、ビルン→ミュンヘンそしてバスでインスブルックまで行くチケットの方が、ビルン→ミュンヘンだけのフライトチケットよりもなぜか安いというのも謎です。
どうやらルフトハンザ航空は、バスや電車を「フライト」に見立てて、フライトチケットと併売するということをしているらしく、例えば🇩🇪フランクフルト←→🇫🇷ストラスブールといった路線もあるらしいのです。
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というわけで、乗りました!
こちらがルフトハンザ航空の高速バス。
ミュンヘンからインスブルックまでは約2時間の距離で、ドイツ側からアルプス山脈へと突入していきます。
だから、意外に景色が良い!
それに、陸路で国境を超えるのも何だか嬉しいですよね(海に囲まれている日本だと陸路で国境を超えられませんから)
其の3 – 荷物を持ちながらのインスブルックミニ観光
バスはインスブルック空港にしか行ってくれないので、空港から市内中央駅までは自分で移動しないといけません。
市内はバスやトラムが走っているので移動は簡単なのですが、電車出発までは2時間ほど余裕があったので、市内観光することにしました。
初めて訪れる町なのでワクワク。
こじんまりとした町なので、2時間もあれば主要スポットは回れちゃいます。
ただ、荷物を持ちながらの徒歩観光だったので、ちょっと歩き疲れてしまいました 😅
今度はちゃんと宿泊して、もっと身軽な形でゆっくりと観光したいものですね。
無事にイタリア到着
そして、Railjet でイタリアにレッツゴー!
電車好きな僕には地味に嬉しい旅程です(笑)
そして、イタリアのBressanone/Brixen に到着〜。
駅前の広場で他の招待客とも無事に合流することができ、ちゃんとみんなでシャトルバスに乗り、最終目的地の結婚式会場までたどり着いたのでした〜。
本当に長旅でした・・・
乗り継ぎがたくさんあったにも全てが予定通り。
バスや電車が遅れるかな?と疑ったりもしましたが、滞りなく目的地に到着できたので安堵です。
ただ、本当に長旅でした。
自宅を出発したのは朝2時半。ビルン空港に行きのバスが朝3時出発だったので、ほぼ徹夜状態で出発せざるを得なかったのです。
そこから、バスに乗り、飛行機に乗り、バスに乗り、少し観光して、電車にのり、そしてシャトルバスに乗り・・・
と、目的地に到着したのは夕方6時半。
乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎのドアツードアで16時間。
もう行くだけでどっさり疲れました (笑)
できればお風呂に入って癒したいところですが、お風呂となかなか出会えないのが欧州なんですよねぇ・・・。
でも、夕食でいただいたチロル地方の食事&ワインはとても美味しく、めっちゃ元気ができましたヨ。
以上、ちょっと大変だった結婚式への道のりでしたっ!