リコリス大国のデンマークで、「リコリスアイス」に挑戦!
「世界で最も不味い」と称されることがある海外の独特なお菓子・・・・それは、
リコリス菓子
過去に住んだオーストラリア・アメリカで僕の目の前に登場し、あまりの不味さで僕の心を折ってきた強敵お菓子です。
デンマークに来るまで知らなかったのですが、なんと北欧はリコリス大国。
今まで住んできたどの国よりもリコリス菓子が多い😭
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リコリスを知らない方のために簡単に説明すると、↓のような黒いお菓子。(グミ、飴、ガム、ミンティアなど様々なバリエーションがありますが、飴かグミが基本形です)
リコリス菓子に含まれるリコリス(デ: lakrids、英:licorice)の原料は、スペインカンゾウという植物の根っこです。
このスペインカンゾウは甘草の一種なので、甘味成分がとても豊富。そのため、リコリス菓子は甘いものが多いのが特徴です。ですが、独特な薬のような風味があって、甘くても全然おいしく感じられない >_<。
実は日本や中国においては、カンゾウは漢方薬の中のオールスター選手。喉の痛みと咳を鎮める効果があり、なんと日本国内の漢方薬の7割にカンゾウが用いられているそうです。なので、独特な風味というのは漢方のような香りと苦味です。
(※ 正確に言うと、アジアで使われている甘草はウラルカンゾウというちょっと違う品種です)
そんな漢方の材料がお菓子に使われているので、美味しいはずがない。
ですが、「もしかしたら、このリコリス菓子は美味しいかもっ」「もう慣れて美味しく味わえるかもっ」となぜか挑戦してしまう謎の魅力があります。
そして、今日、久しぶりに行ったスーパーLidlで「リコリスアイス」がセールになっているのを発見。
再び挑戦する日が来た!
というわけで、買ってしまいました (笑)。
中を開けると真っ黒!! イカ墨アイスか?! と突っ込みそうになりましたが、この黒いコーティングがリコリス。
ちなみに、妻は横で「不味かったら、外の黒いのだけ捨てて、中のバニラだけ食べたら?」と食べる前からすでに諦めモード。
さて、以前食べたリコリスの不味さのフラッシュバックで、手が震えそうですが、
勢いをつけて、パクっ!!
あっ、甘くて、チョコみたい・・・と思った瞬間
ううううううぅぅぅぅ〜(T-T)
僕は悶絶して、ひっくり返りそうになりました💦
甘さの直後に、とんでもない漢方薬の香りと苦さが口に広がるという衝撃。しかも、リコリスの効能のせいで口の中がスースーするのですが、バニラアイスの冷たさのせいでスースー感がさらに刺激された上に、押し寄せてくる漢方薬の香り。
これ、ヤバい、ヤバすぎるほど不味い・・・
しかも、中のバニラアイスにはリコリスが練り込まれているらしく、外の黒いコーティングを外してもリコリスからは逃れられないことも判明。
でも、捨てるのはもったいないので、頑張って完食はしました。(でも、棒にちょっとだけ残ったリコリスは舐められなかった・・・)
残るのは、口の中で広がる不快なリコリスの香りとスースー感。そして、またリコリスに負けた敗北感・・・。
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どうして北欧人はこのリコリス菓子を美味しく食べられるのだろうか?
そう思って、調べてみたら↓の米NBC Newsのブログ記事をネットで見つけました。アメリカ人の中でもリコリスの好き嫌いははっきりと分かれるようなのですが、どうやらリコリスの好き嫌いは先天的に決まっている可能性があるらしい!
Why do so many of us hate black licorice?
北欧人がリコリスを味わえて、日本人が不快に感じるのはもしかして先天的なものなのかも?!
でも、不味いとわかっていて、何度もリコリスに挑戦している僕は、もしかするとリコリスの虜になっているのかもしれない・・・。
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