「遠くの友達は友達じゃない?」 デンマーク人同僚との会話で思うこと

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月曜日の職場で週末の話題が挙がりやすいのは、日本でもデンマークでも同じ。

特に英語だと、 “How was your weekend?” や “Did you do anything interesting?” といった挨拶が常套句でもあるので、話題になりやすかったりします。

ちょうどロンドンで週末を過ごしてきた後のとある月曜日、いつものように週末の話題になり、「実はロンドンに行ってきたんだ〜」と言うと・・・

「えっ!この週末にイギリスに行ってきたの? 週末だけで?」

と、同僚たちがちょっとびっくり。

そうなんだ〜。日本の友達家族がね、夏休みでイギリス旅行に来たから、会いに行ったんだ。

そう説明すると、みんな少し感心したような顔で、「わざわざイギリスまで?友達に会いに?」と反応。

すると同僚のひとりが、「そういえば、リトアニアだっけ、エストニアだっけ?去年もなんか友達が来たからって会いに行ってたよね?」と、以前の話を思い出しました。

あ〜、確かに。アメリカの友達がリトアニアに来たら会いに行ったことがあったねぇ。

すると同僚のヨーナス君が、「ひろし達(←奥さんを含んでるらしい)って、さっと外国に行ったりするけど。腰の軽さに感心するなぁ」と、笑いながら言いました。

他のデンマーク人同僚達(&ベルギー人もひとり)も、うんうん、と頷いてるご様子😮

えっ?いやいや、逆のシチュエーションを考えてみてよ。もしみんなが日本に住んでたとしてね、デンマークの友達が韓国に来るみたいな話になったら、会いに行かない? ほら、飛行機なら数時間だし、LCCならそこまで高くないよっ

と反論してみると、別の同僚のシェネットさんが、「え〜、私行くかしら〜。パスポート探すのも億劫だしなぁ」と冗談まじりに返してきました。

ヨーナスも笑いながら、「そうそう、僕なんか、近所にいる友達とも1年以上会ってないぐらいなのに、飛行機で会いにく行くとか有り得ないなっ」とバッサリ。

するとシェネットさんがニヤッとしながら、「あれね。”遠方の友達は友達じゃない”的なやつね (笑)」と同調。

ヨーナスがさらに乗って、「それそれ! 僕より30キロ以上離れたところに引っ越したら、 “You are not my friend anymore” だな。もう友達リストから抹消しちゃうね!🤣」と大袈裟に言って、みんなで大笑い。

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最後はヨーナスの大袈裟な笑い話で終わったこの話題。

僕には、デンマークにおける「友達づきあいの難しさ」を反映している気がしました。

以前も👇の記事で紹介したことがありますが、デンマーク人は限られた人と長く深くお付き合いするのが一般的なスタイル。

当然、深くお付き合いする分「友達枠」は限られており、後から来た外国人には空席がないことがほとんど。

だから、「デンマーク人の友達ができない」とこぼす外国人在住者が多いのも頷けます。

そして実はこの “友達が作りにくい” 問題、デンマーク人自身にも当てはまることがあるそうです。

えば、海外転勤でデンマークを長期間離れると、デンマーク人であっても自然と “友達リスト” から外されてしまいがち。

そして空いたスポットには別の人が入り、転勤から戻ってきたときには枠がすでに埋まっていて、元の輪に戻れないというパターン。

ちなみに、「It Is Difficult for Danes Abroad to Return Home」(デンマーク語版の記事)や、The Copenhagen Post の記事でもこの点が取り上げられていました。

だから、ヨーナスやシェネットが冗談で言った「遠方の友達は友達じゃない」というのは、あながち冗談だけの話ではないのかもしれませんね。

***

そうそう、ロンドンで久しぶりに会った友達家族とは、あっという間に昔に戻ったようにいろんな話で盛り上がりました。

時間が足りないくらい話が尽きなかったので、やはり遠方であっても、時間が経っても、友達はやはり友達ですね。

そして、少し時間もあったので、駆け足でロンドン自然史博物館にも行ってきました。

巨大な標本や教科書で見たことのある化石などがあり、なかなか楽しめましたヨ!

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天井から吊るされた25メートルのシロナガスクジラの骨格「Hope」は圧巻。
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絶滅したドードー鳥の骨格も展示されていて、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を思い出してちょっと感慨深かったです。
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そして、昔理科の資料集で見た「始祖鳥」!
……テンションが上がっていたのは、僕と奥さんだけでした(笑)
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