外国での友達コミュニティの拡げ方

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奥さんの大学院留学に帯同するため、会社を辞め、デンマーク第2の都市オーフスに住んでいるひぐちです。

コミュニティシリーズを4回にわたって記事にしてきました。
其の1:Spouse Communityで共感できる仲間作り
其の2:不思議なスポーツで友達作り
其の3:デンマーク語の語学学校で外国人の友達作り
其の4:Unpaid Workで拡げる友達の輪

4日連続で書いてみたら、どういう軸で自分がコミュニティを選んできたのかなんとなく分かってきたので、題して「外国でのコミュニティの拡げ方」というまとめ記事を書いてみました。

夫婦で3回目の留学にしてようやくたどりついたお勧め方法です!

※2019/12/19にタイトルも含めて記事内容を見直しました。

紹介してきたコミュニティを分析したみた

まず、僕が紹介してきたコミュニティを「出会える人の種類(縦軸)」と「経験の種類(横軸)」でマップしてみたら、↓のようになりました。

図1

数字を追っていくと、左下の領域から、左上、右上と時計回りに攻略するようにコミュニティを選んでいる感じだなぁと思いました。

帯同家族こそ、コミュニティについて考える事が重要

留学生本人や駐在者本人とは異なり、帯同家族は「コミュニティが無い状態」で見知らぬ土地に来ないといけないので、選択肢がほぼゼロ状態というケースが珍しくありません。

最初は引越しなどでバタバタするので、気にならないのですが、落ち着いてくると「あっ、今日は何もする事がない・・・」と気がついちゃいます。そして、その瞬間が一番ホームシックになりやすいタイミングだと思います。実は、妻も、僕のアメリカ留学に帯同した際は来て早々に落ち込む瞬間がありました。

その時、なんとなくやれることを漠然と調べ始めると結構大変です。そこでお勧めなのが、下の図の赤い矢印の順番です。

図2

まず、(1) Social的なもの x 外国人」に該当するコミュニティを探してみましょう。このコミュニティでは、同じ境遇の人が多いので、共感できる人がきっと見つかると思います。そうすると、だんだんと親交が深まり、予定が埋まり始めて、生活にリズムが出てくると思います。

生活リズムに余裕が出てきたら、今度は上の領域 「(2) Social的なもの x 現地人」に手を伸ばしていきましょう現地の人との繋がりが増えて、現地の人がよく知っているイベントや習慣を楽しむ機会が増えてくるはずです。

ここまで来れば、右側の「(3)キャリア的」なところを検討する余裕が出てきます。もしかすると(1)と(2)で培ったコミュニティから、突然(3)につながる仕事のお誘いがあるかもしれません。(2020年9月注記: 僕が実際にそうなりました!)

日本人コミュニティ vs 現地コミュニティ

単純に考えると、一番手取り早いのは日本人コミュニティです。言語の安心感に加えて、日本人同士で助け合えるのでありがたいコミュニティです。ただ、日本人は他の外国人コミュニティと比べると圧倒的に人数が少なく、情報源が日本人視点に偏るので、拡がりの観点で言うとちょっと限界があるかなぁと個人的には思っています。

一方で、現地のコミュニティに飛び込んでいくのは精神的に辛いです。言葉も違うし、知らない人に話しかけないといけないし、かなり疲れます。おまけに、自分と合わない人が多いとかなり凹みます。。。なので、あまり最初からたくさんコミュニティに飛び込むのはあまりお勧めできません。

なので、図の赤い矢印の順番でコミュニティに接触していくと、自分のペースで、効率的にコミュニティを拡げられると思います。(重要なのは自分のペースです!)

これが夫婦で3回目の留学にしてようやくたどり着いたお勧めな方法です!

帯同者向けにまとめてみましたが、今回作った図は、留学生や駐在者にも当てはめられる気がするので、今度分析したいと思います。

複数のコミュニティが重なると面白い

オーフスは人口35万人程度の小さい街なので、異なるコミュニティの人が突然重なることがあります。

例えば、デンマーク語の語学学校には妻のクラスメートがいたり、キンボール・クラブの人と妻の学校の先輩が繋がっていたりして、「えー!」みたいな事が結構多いです(オーフス あるあるです)

そこからまた別の繋がりが広がっていくので、とても縁を感じます。小さいけど、色々なコミュニティがあるオーフスの魅力ですね。

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