オーフスでの友達作り②:不思議なスポーツで友達作り

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奥さんの大学院留学に帯同するため、会社を辞め、デンマーク第2の都市オーフスに住んでいるひぐちです。

新しいことが沢山あるので、海外に住むのはとてもエキサイティングです。

一方で、語学の問題に加えて、慣れない事・分からない事が多いので何かと大変です。

もちろん語学の問題が一番大変だと思うのですが、意外に帯同家族にとって精神的に辛いのは「現地での友達作り(コミュニティ探し)」じゃないかなぁと個人的には思っています。

留学生本人や駐在者本人は、学校や職場というコミュニティがあるので、毎日頑張っていれば自然に友達が作れる環境にいます。しかし、駐妻(夫)・留妻(夫)のような帯同家族には当たり前に属せるコミュニティがありません

特に、赤ちゃんや子供がいない場合、保育園やPTAのような繋がりもないので、コミュニティに入るキッカケどころか情報もない事があります。

往々にしてパートーナーは勉強や仕事で忙しかったりして助けにならないので、自分で動かないといつまでも一人ぼっちというという事もありえます。(僕がアメリカに留学した際、帯同してくれた妻も最初は同じように苦労していました)

そんなわけで、昨日から連続で「オーフスのコミュニティ」シリーズを書いています。同じような境遇の方の友達作り・コミュニティ探しのヒントになれば〜と思います。

夫婦でキンボールを始めました!

キンボールというスポーツをご存知でしょうか?

僕はオーフスに来るまで存在すら知らなかったのですが、過去10回の「キンボール ワールドカップ」において、日本は常にメダルを獲得している強豪国だそうです。

あんまりイメージが湧かないと思うので、まずは写真です。

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中央にでかい風船みたいなボールがあり、周りに人が並んでますね。

詳細説明はWikipediaに任せるので、簡単に説明すると、

①攻撃チームが風船ボールを叩いてサーブする。
②守備チームがその風船が地面に落ちないようにレシーブする

というスポーツです。ボールを落とすと他のチームに点数が入り、ボールをうまく受け止められればそこから別のチームにサーブする、、、という感じです。

これでもイメージが湧かないかもしれないので、僕が参加している「オーフス・キンボール・クラブ」のFacebookに紹介動画を載せますね。(デンマーク語ですがご了承を💦 & 実はこっそり僕が背景に映っています 笑)

Skal du med på landsholdet i Kin-Ball?💢 Drømmer du om at blive landsholdsspiller? 💢 NU har du chancwww.facebook.com

練習日は毎週火曜日の夜で、自転車で25分ぐらいの体育館に通っています。動画を見ると分かりますが、オーフス・キンボール・クラブはほぼ全員がデンマーク人です。

なぜキンボール?

僕は運動するよりも、のんびりビールを飲む方が好きなので、日本ではスポーツをまったくしていませんでした。

ただ、「運動しないのは良くないよなぁ」と思いながら日々を過ごしていたので、デンマークに来たら何かスポーツを始めたいと漠然に思っていました。なんせ、サバティカル中なので時間は沢山あります。

そして、これが一番重要なのですが、「何かスポーツを始めればデンマーク人のコミュニティに入れる」と考えた事も理由の一つです。

そこに妻が「なんか変なスポーツがあるよっ!」と見つけてきたのがキンボールでした。最初にキンボールの無料練習セッションに参加したのは妻なのですが、話を聞くと不思議そうで、僕も楽しめそうだと思い一緒に入ることにしました。

入ってから気がついたのですが、コミュニティに入る戦略としては良い選択をした気がします!

① マイナースポーツなので参加するだけで喜ばれる

キンボールはチームスポーツなので、練習には最低でも6人、できれば12人必要です。でもデンマークにおいても「キンボールって何?」と聞かれるぐらい超マイナーなため、練習に必ず参加する常連は6〜8人ぐらいしかいません。

そこに僕と妻が入ると一気に2人もメンバーが増えるため、「参加するだけでコミュニティへの価値がある」状況になり、超初心者&外国人の僕たちにとても優しいのです。戦略的に言うと、メンバー数の維持が重要なので、僕たち夫婦は下手でも存在価値が高いということです。

プレーヤーが多いサッカーやテニスだと、なんらかの付加価値(教えられるぐらい上手とか、車のような足を持っているなど)がないと存在価値は高くないので、何もしなくても最初から存在価値が高いのはありがたいです。

サーブ前にはボールを囲んで作戦会議(ちょっと可愛いです)

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② 日本に興味を持つデンマーク人に話しかけられやすい

参加者はデンマーク人なので、直接デンマーク人と知り合いになれるメリットがあります。

さらに、日本はキンボールの強豪国なので、メンバーの皆さんの日本に対する興味はかなり高いです。ですが、メンバーのみなさんの周囲にはあまり日本人がいないこともあって、僕への興味レベルが高いです。

興味レベルが高いと、こちらが無理しなくても話しかけてくれるので、お喋りのハードルが低くなります。意外なところでJapan Brandが光ってます。(ありがとうキンボール日本チーム!!)

ちなみに、水泳、ヨガ、ジムなどの個人スポーツはあまりお勧めできません。チームとして話す機会がないので、話しかけるきっかけが少ないからです。

サーブの際は、チーム全員がボールに触れるルールなのでボールに集まっています

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③ 初心者に優しいスポーツなので継続しやすい

キンボールはシンプルなので、運動神経が弱い僕でも継続的に楽しめそうです。継続してコミュニティに参加しないと友達作りはできないので、楽しんで継続できるかどうかという視点は結構重要です。

強いて言うと、一番辛いのは、練習セッションの最初のウォームアップで遊ぶホッケーです。ホッケーはコート中を走り回る必要があり体力的に死にそうになりますし、ホッケーのボール(?)を当てようとするとスティックが空振りするので恥ずかしくて辛いです・・・。

一応、ホッケー以外はなんとかなりそうなので、今のところは継続出来そうです。(あー、でも行き帰りの25分の自転車もちょっと辛いなぁ)

ボールを取りに行って盛大に転がりました・・・

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スポーツは、コミュニティの入り口にお勧め

スポーツは言語や国境を越えるので、比較的に外国人が入りやすいコミュニティです。コミュニティに入り、日本に興味を持っている人を見つけて、共通の話題から自宅の和食ディナーに誘っていくという王道パターンに持っていくと、うまく溶け込みながら友達が作れると思います!

キンボールに参加して感じた点をまとめたので、ぜひ、面白そうなスポーツを探してみてください〜。

① 自分の存在価値が高い
② チームスポーツや日本に興味を持っている人が多いなど話しかけれやすい
③ 継続的に参加できる

そうそう、キンボールチームのメンバーに誘われて、なぜか1月末のオーフス市内のホッケー大会に出陣することになってしまいました。毎週の練習でめちゃくちゃ下手なのを知っているのに良いのか?練習がんばらなくちゃ・・・ 💦

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