デンマークで「鍵」を落とした場合
奥さんの留学先がデンマークで良かったなぁと思う理由の一つは治安。
実は、デンマークは日本と並ぶぐらいの安全国。Global Peace Indexというランキングではなんと9位の日本よりも順位が高く、世界で4番目に安全とされています。
※ ランキングの細かい分類を見ると、日本の方が国内犯罪率や殺人件数が低く、治安に関しては高い評価を得ています。ただし、Global Peace Indexは近隣国の情勢や保有軍事力も加味するので、お隣に北朝鮮を抱え、国防にかなり出費している日本はランキングが引き下がってしまうようです。
もちろん完全に安全とは言いませんが、夜中に町中をのんびり歩いていても、身の危険を感じることは少なく、あまり怖くありません。(とはいえ、何があるか分からないので1人で歩かない方が良いと思いますが・・・)
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この安心感は、以前住んでいたアメリカ🇺🇸とは大違い。
比較的安全な地域に住んでいたので日中の散歩は問題なかったですが、夜の一人歩きは危険と言われていましたし、「近所で銃の発砲あり」という警察からの警戒通知が1、2週間に1回ぐらいのペースで届いた記憶があります。
ちなみに、冒頭のPeaceランキングで、アメリカの順位は121位と先進国最下位😅 恐るべし銃社会・・・。
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さて、日本の良いところは「落とし物」が帰ってくる可能性が非常に高いところ。
自転車の鍵を無くして困ったことがあったのですが、ダメモトで最寄りの交番を訪れてみたら、なんと親切な方が届けてくれたみたいで、無事に戻ってきたことがあります(本当に感謝です!)
デンマークには交番がないので(というか交番がある国の方が珍しいです)、何かあったら警察署に行きます。
もちろん「落とし物」をした時も頼りになるのは警察署。
ただ、面白いのは、家の鍵、車の鍵、自転車の鍵を無くした場合。
なんとオーフス警察署に行くと、ロビーの壁にたくさんの鍵がかけられてる!
これ👆は持ち主不明の鍵や鍵束。
警察に届けられた鍵は、この棚にかけられるので、落とした人はいつでも拾いにくることができるようになっているようです。
僕は別件の手続きのために警察署に来ていたのですが、待合室で窓口の順番を待つ間に、複数の人が鍵を探しに来ていました。
確かに、鍵の形状は所有者しか分からないはずだし、鍵本体には価値がないので、こういうセルフサービス式にするというのは合理的かもしれない🤔 (スパイ映画の鍵の引き渡し場所にも良いかもっ!!)
ちなみに鍵以外の落とし物の場合は、窓口に行く必要があります。ただし、現在はロックダウンのため窓口サービスが開いているのは火曜日の午後と金曜日だけなのでちょっと不便・・・😅
以上、オーフス警察署の落とし物窓口でした〜!