デンマークの飲酒に関する法律がとても緩い件
今日は金曜日!
以前、「デンマークの金曜午後は、すでに週末気分♪」でも紹介したように、僕の会社では金曜日の3時になるとビールが配られます♪
そして不思議なことに、僕のデスクに置かれたビール缶はなぜか2本・・・。
なんでだろう、僕ってそんなに飲んベェな印象なのかなぁ・・・💦
でも、ありがたく2本ともいただいちゃいました (笑)
***
さて、プシュッと缶が開くと、仕事に手がつかなくなるのはいつものお約束😅
一気に週末モードになって、ぺちゃくちゃおしゃべり。
そんな今日の雑談トピックは「お酒を飲んでも良い年齢」について!
日本では20歳未満の飲酒は「未成年者飲酒禁止法」という法律にもとづいて禁止されています。
なんとこの法律は大正11年に作られたもので、現在もカタカナで書かれています。その後何度か改正され、2022年には成年年齢の満18歳への引き下げに合わせて「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」に変わるそうです。(e-gov 法令検索)
この法律は、「20歳になるまで飲酒をしてはならない」と明確に定めたもの。
実はこれ、欧米諸国の法律と比べるとちょっとだけニュアンスが違います。
欧米で見かける法律は「It is prohibited from selling alcoholic beverages to anyone under the age of XX」(XX歳以下の者にお酒を売ってはならない) のようにお酒の販売もしくは購入を禁止するものが多かったりします。
例えばアメリカの場合、21歳にならないとお酒を購入することができませんが、飲酒自体は未成年でもOKだったりします(州によって異なります)
***
そしてデンマーク。実は、欧米諸国の中でもお酒に関するルールが特に緩い国だったりします。
まず飲酒そのものに関しては、
なんとっ年齢規制がありませんっ!
日本だと、未成年者がSNSにお酒を飲んでいる写真をアップされて問題になったりしますが、デンマークで同じことをしても飲酒年齢の規制がないので法的な問題にはなりません。
ただしっ!アルコールの購入に関しては年齢規制があります。
でも、ちょっと面白い・・・
なんとっ、アルコール度数によって年齢規制が違うっ❗️
まず、ビールやワインのようにアルコール度数が16.5%以下の場合、16歳から購入OK。
一方で、ウィスキーやウォッカのようにアルコール度数が16.5%を超える場合は18歳以上にならないと買えません。
なのでお酒を販売しているスーパーやお店に行くと、👇のように2つの年齢制限を表記しているポスターを見かけます。
***
さて、今日のビール雑談ではこの年齢制限の違いについて盛り上がったのですがデンマーク人の同僚達からすると、20歳になるまでお酒が飲めないのは信じられないみたい。
「えええっ、高校のパーティはどうするの?!」と変な心配・・・
いやいや、日本人からしたらアルコール度数で年齢規制を変える意味がよく分からないし、16歳からお酒の購入がOKになるのはちょっと早過ぎだろ〜! と逆にツッコんでしまいました(笑)
さてさて、そんな雑談をしていたら2本目のビールも空っぽ。
「もう帰るね〜、また来週♪」と言いながら、オフィスを後にして、ちらっと腕時計を見ると・・・まだ16時・・・
やっぱりデンマークの帰宅時間はめっちゃ早いよなぁ。