
日本食材が増えたきた! 🇩🇰デンマークのスーパーの小さな変化
これまで住んだことがあるオーストラリアやアメリカに比べると、デンマークの食文化はちょっと保守的。
特に僕たちが住んでいるオーフスは地方都市なので、コペンハーゲンや他の欧州国に比べても、日本の食材はちょっと手に入りにくい感じがします。
それでも、Føtex、Coop 365、Netto、Rema 1000などの一般的なスーパーで手に入る食材はあるので、👇の記事で紹介しました。
でも、月日が経つのは早いもので、この記事を書いてからいつの間にか4年!
ふっと気がついたら、以前よりもスーパーで取り扱っている商品ラインナップが良くなっていました。
例えば オーフス中央駅近くにある Frederiks 通りのFøtex Food。
昨年改築されたのですが、立派なアジア食品のセクションが出来てました。
特に増えたのはカップラーメンなどのインスタント食品ですが、以前は陳列棚になかった調味料も見かけるようになりました。
みりんや米酢という基本的な調味料に加えて、ゆず果汁というのもありました。
これまではアジア食材店に行かないと買えなかったような味噌も発見っ!
そしてSushi に対する人気は根強く、海苔、米、わさびや巻きす等の自宅用Sushiアイテムが並ぶ Sushi & ris というセクションも新設されていました。(risは「お米」のことです)。
まぁ、なぜかキューピーのマヨネーズやパン粉が Sushi & ris セクションに置いてあるのはご愛嬌。(マヨネーズを多用しまくるのがデンマークのSushiなのです😅)
まぁ、でもキューピーのマヨネーズがひとつ69クローネ(約1,500円)というのはべらぼうに高いお値段なのだけど・・・。
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そういえば、Føtex で新しいことに気がつきました。
それは、価格表に描かれた★のシンボル。
実はこれ、商品が「欧州(EU)産」ということを明確にするための記号。
昨今のアメリカでのトランプ大統領の乱暴な発言や関税による脅迫外交を受け、デンマークではアメリカ産の商品を買い控える動きが増えているそう。
そんな消費者の動きを受けてFøtexでは欧州産の商品に星印をつけたそうなのです。
なので、アメリカ産のワイン(左)の価格タグには★がありませんが、右のイタリア産ワインには★がつけられています。
今後、EUと米国の交渉がどのように進むのか分かりませんが、欧米間の関係がギクシャクすると、消費者が自国商品を選ぶ自国バイアスがより強くなるかもしれませんね。
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さて、食に保守的なデンマークでも、以前より日本食材を手に入れやすくなったのは、嬉しい変化。
できれば、お財布に優しい価格で商材が増えると嬉しいのだけど、それは贅沢すぎるか・・・。