デンマークに住む外国人の悩み事
昨日のnoteでは「幸せの国デンマークの”不幸”な外国人」と題して、幸福度ランキング世界2位のデンマークに住んでいる外国人の Personal Happiness は、実はワースト2位という不思議な調査結果を紹介しました。
さてさて、この調査結果を周囲の外国人に話すと、「あー、分かる!分かる!」と共感する人が多数で、議論として盛り上がる、盛り上がる (笑)
特に盛り上がったのは、Aarhus Spouse Community で集まった外国人とのお茶会。
デンマーク人と結婚・付き合ったり、パートナーの仕事や勉強の都合でデンマークに来ている人達が集まっていのですが、アメリカ🇺🇸、カナダ🇨🇦、イギリス🇬🇧、ロシア🇷🇺、フランス🇫🇷、オーストラリア🇦🇺、スペイン🇪🇸・・・と多国籍。
正確に言うと、盛り上がる皆さん、デンマーク生活を楽しんでいて「不幸」を感じているわけではありません。ですが、ちょっとした「不満」があるみたい。
特に顕著な意見だったのは「デンマーク人の友達が作れない」ということ。
なんとっ、数年以上デンマークに住んでいるのに、デンマーク人の友達がいないという人がかなり多い!
実はデンマーク(ノルウェーやスウェーデンも!)では、よく言われていることですが、外国人にとってデンマーク人の友達作りはすごくハードルが高いそうです。
知り合いや同僚がいても、食事やパーティに招かれたり、一緒に遊びに出かけたり、気軽におしゃべりするような仲にまでなかなか発展しない・・・。そんな話をよく聞きます。
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どうもデンマーク人は、友達作りに関してはちょっと保守的というか閉鎖的だそう。
シャイということもあるようですが、デンマーク人にとっての友達というのは「親友レベル」のことを指すことが多く、限られた人と深く・長くお付き合いするのが一般的らしい。
そうすると、外国人が後からきても、デンマークの人達には「友達の席は満員御礼」という看板がかかっていて、残念ながら入る隙間がない〜 😢
実際、Expat Insider 2019のレポートでも顕著なデータがありました。現地の人のFriendlyさとウェルカム感をマップしたグラフではデンマークはかなり左下💦
誤解がないように補足すると、これまで暮らしてきたオーストラリアやアメリカに比べて、デンマークが差別的かというと、そういうわけではありません。
どちらかというと、文化的に保守的で、隙間があまりないということなのだと思うのですが、それが外から来た外国人にとっては疎外感として映ってしまうようです。
まさにアットホームを感じにくいのがデンマーク・・・。
これが外国人の幸福度が低下してしまう要因のひとつになっているようです。きっと文化的・社会的な要因があるので、もっともっと深堀りすると面白い気がしますが、そうすると奥さんの卒論に匹敵するような対策になってしまいそうなのでまたの機会にしようと思います (笑)。
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ちなみに僕と奥さんのケースだと、幸いにも食事やお出かけに誘ってくれるデンマーク人のお友達が出来ました✌️
ラッキーだったこともありますが、友達コミュニティの拡げ方についてはおすすめのコツがあります。
デンマーク以外の国でも使えるnoteとしてまとめているので、ぜひご覧ください〜(僕のnoteの中でも、スキをたくさんいただいている記事です♪)
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