マスクのやめ時に悩む日本 vs 誰もマスクをしなくなったデンマーク

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今日は、日経新聞で面白い記事を発見しました。

日本の「脱マスク」どう実現? 経済学で考える新型コロナウイルスの感染対策として定着したマスク着用のルールを見直す機運が高まりつつある。岸田文雄首相や閣僚、専門家から「www.nikkei.com

有料会員向けの記事ですが、経済学のゲーム理論を使いながら、いかに日本での「脱マスク」が難しいかという課題を投げかける記事

記事によると、現在の日本は「みんながマスクを着用する」という状態で落ち着いている状態。ゲーム理論によると、この状態から「みんながマスクを外す」状態へ転換させるのは非常に難しいそうです。

自分だけがマスクを外すことは風当たりが強く、失うものが多い。他人がマスクを外しているのに自分だけマスクを着けても意味がない。こうした「自分だけが行動を変えても得しない状況」がナッシュ均衡だ。

「日本の「脱マスク」どう実現? 経済学で考える」
日本経済新聞電子版 2022年5月14日 5:00

さて、そんなマスクを外せない日本と対局にいるのが、2月からあらゆる規制が撤廃されているデンマーク。

コロナ規制下では、スーパーや小売店などの屋内、バスや電車などの公共交通機関、レストランやバーなどの飲食店内といったところでのマスク着用が「義務化」されていました。

ですが、現在規制は解除されているので・・・

誰もマスクをしなくなりました😅

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こちらの写真、before コロナの写真ではなく、つい2週間前に撮影されたもの(撮影時2022年4月)。

オーフス大学で開催された学園祭の中、密集・密接な上に、誰もマスクをしていないません。(その日、僕はオーフスにいなかったので、お友達から写真をいただきました)

おそらく現在の日本からすると信じられない光景かもしれませんが、少なくともデンマークでは「みんながマスクを着用する」という状態から「みんながマスクを外す」状態へと、いとも簡単に移行できちゃいました

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もともとマスクを嫌がるお国柄という背景はありますが、僕が思うに「明確にマスクを義務化した」ことが良かったのだと思います。

コロナがある程度収まり、ワクチン効果で重症化リスクも減った時点で、「規制を解除する」と発表すれば、国民に対して「マスクをしなくても良い」というメッセージがちゃんと伝わるのです。

一方、日本の場合は明確な基準や規制を設けていません。「民度の高さ」があるからこそできる日本の技で、義務化せずとも一人ひとりがちゃんとマスクができちゃうのからです。

でも、いざ止めようとすると、日経新聞さんの記事で指摘されているように、実に難しい!!

日本でマスクしなくてもOKになるためには、だいぶ時間がかかるのだろうなぁ・・・

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ちなみに、誰もマスクをしなくなったデンマークですが、ようやく国民当たりの感染者数が日本よりも少なくなりました!(重症者の数も安定しているよう)

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国民100万人あたりの1日あたりの新規感染者数(7日間移動平均)

もちろん変異種が登場したり、ワクチンの効果が薄れる可能性も拭えませんが、とりあえず現状はマスクなしでもコントロールできる状況になっているようです。

以上、マスクをしないデンマークからでした〜。

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