若者の飲酒抑制に少し踏み出したデンマーク
デンマークは欧州の中でお酒に寛容な国のひとつ。
特に若者の飲酒に関しては、と〜っても寛容。以前👇のnoteで紹介したようにデンマークの少年・少女の飲みっぷりはかなりすごい。
「過去30日間に2回以上酔っぱらったことがある」と回答した15歳の少年・少女の割合がなんと女子で37%、男子で47%というびっくり仰天な割合(2年前に書いたnoteなので2020年のデータですが、傾向は変わってないはず)
デンマークでは飲酒に関する年齢制限がないということもありますが、高校生がトラックに乗って飲みまくるような行事がある国なので、「飲む」というのが文化に溶け込んでいるよう 😅
ですが、やはり若者、それも若い10代の飲酒になので健康への悪影響が心配になってきたみたいです。
とうとうデンマーク保健省(厚生省みたいなところ)配下のDanish Health Authority が腰を上げました。
「推奨」という形ですが、全国の高校に対してレターは発行し、学校内・学校行事でのアルコールをなくす、もしくは減らすように号令をかけたそうです。
デンマークの高校の新学年は8月がスタート。そして学校が始まる時は何かとパーティが開かれ、若者が飲み始めてしまうので、そこに釘を刺すのが目的のようです。
一応レターの中では、👇のようなこと推奨されていましたが・・・
- 飲酒の悪影響について学ぶ機会を設ける
- 学校内はアルコール・フリーにすること
- 学校のStudy Trip中はアルコールを飲まないようにすること
学校行事でアルコールを提供する場合は、
5%を超えるアルコール提供しないこと
って、完全にゼロにはしない(できない)想定なのね 😅
また、「他の欧州の若者はお酒がなくても充実した学校生活を楽しめているからお酒は必須ではない」と表現している感覚も興味深い(笑)
それにしても、いままでは普通に5%以上の強いお酒も提供してたってことだね。びっくりだなぁ。。。
***
Danish Health Authorityのニュースリリースはこちら👇
Unge og druk er en dårlig cocktailSkolestarten står for døren – med sociale arrangementer som fwww.sst.dk
ちなみに、タイトルの”Unge og druk er en dårlig cocktail”は「若者と酔っ払いのカクテルは不味くなる」という意味。ちょっとひねった感じ?(英語だと Young and drunk make a bad coktailです)
また、全国の高校に出したレターもこちらから読めます〜。
いずれもデンマーク語なので、ご興味ある方はGoogle Translateで読んでください~。
ピンバック: 世界初の「ビールを安定生産する技術を開発」したビールメーカー🇩🇰 - Living in Denmark