雨ニモマケズ風ニモマケズ – デンマークの自転車通勤事情

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暦の上ではまだ秋ですが、10月にもなるとデンマークの気温は一気に下がり、最低気温が10度を下回ることも。日本の初冬ぐらいの寒さでしょうか。

もちろん日の入りもどんどん早くなっちゃう。

今日時点(10月20日)で、すでに夕方6時前には太陽が沈み暗くなっているのですが・・・

来週末に夏時間が終わると、日の入りはさらに1時間早まることになり、夕方5時前には暗くなってしまうのです😢(※ 欧州の夏時間は、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日とされています)

そしてさらに辛いのは、強い北風冷たい雨。

デンマークはもともと大西洋から吹く偏西風によって年中風が強いのですが、冬になると偏西風が冷たくなり、体感温度的にはかなり寒く感じます。

おまけに冬型低気圧の影響で、秋から冬にかけて降雨も多くなります。

そんなわけで、この時期にはSNSではデンマークの気候と国民性を茶化すようなミームが出回ります👇

滝のような土砂降り?
デンマーク人は普通にチャリ通勤

どんな気候でも自転車で突っ走るデンマーク人をジョークにしているのですが、実際、僕の同僚たちはどんなに天気が悪くても自転車で通勤するのが当たり前。

自転車での通学・通勤が、あまりにも当たり前なので、多少の雨なんて関係ないのです。

一方、僕のチームにいる若手ベルギー人、最近、新品ピカピカの電気自転車を購入したばかりなのですが・・・

天気が良い日しか乗って来ない(笑)

だから、自転車に乗って来ないと、「このくらいの雨で自転車に乗らないなんて!こんな雨、すぐに慣れるわよ!」とか「君は電気自転車だろ?僕は普通の自転車だよ」と、デンマーク人同僚からからわれる始末。

若手ベルギー人君は、かなり揶揄われているようで、先日僕がオフィス到着後に「おはよー」っと、声をかけた瞬間、

「先に言っておくけど、自転車に乗って来なかったことで、すでにみんなから笑われたから、自転車の話題はNo thank youでお願いします 😣」

と愚痴るぐらい🤭

***

実は、デンマークの公共交通機関の運賃は結構高め。

近場でも電車やバスに乗ると20〜25kr ぐらいするので、片道400〜500円ぐらいになっちゃう。

それに日本と異なり、会社からの交通費支給はありません。

なので「自転車」というのは、デンマーク人にとっては節約ができるし、機動的に使える便利な移動手段という位置付けなのです。

もちろん、自転車利用しやすいインフラが整っているという点も見逃せません。

でも・・・

デンマーク人みたいに、大雨の中を自転車で突っ走るほどのガッツはないなぁ。

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