オーフスのスタートアップ支援/産学連携拠点

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奥さんの大学院留学に帯同するため、会社を辞め、デンマーク第2の都市オーフスに住んでいるひぐちです。

今日はオーフス大学近くにある Incuba というスタートアップ支援/産学連携施設に行ってきたので、IncubaとStartvækst の紹介をしたいと思います!

プレゼンテーション5

Incuba はオーフスのスタートアップ/産学連携拠点

Incubaはいわゆるシェアオフィスで、オーフス市のスタートアップ、スタートアップを支援する団体、オーフス大学や大企業の研究室の分室などを中心に約200社ほどが入居しており、ちょっとしたスタートアップ・コミュニティになっています。

入り口には入居している企業のリストが表示されていました。

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もともと、オーフス大学の研究をビジネス展開するために、オーフス市とオーフスの地元企業が協力して1986年に立ち上げた産学連携の支援施設だったそうです。

現在は、オーフス大学のITキャンパス(IT Parken)の隣など3ヶ所に施設を構え、IT・ヘルスケア・クリーンテック※などの技術領域のスタートアップや企業にオフィスを貸しながら、スタートアップ/産学連携を支援しています。

※ CleanTech – 蓄電池/風力/電気自動車などクリーンで持続可能なエネルギーの生成/管理/活用技術分野のことらしいです。

Incubaの施設はオーフス大学ITキャンパスの目の前にあります。

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施設には、大きな食堂やセミナー会場もあるので、オーフス大学の授業やスタートアップに関するセミナーやイベントの開催場所にもなっています。

実は、「オーフスのイベントの見つ方」で紹介したハッカソンイベント #AARHACKS もこのIncubaの食堂で開催されました。

IncubaのAarhus Startvækstでは起業相談ができます

今回、Incubaを訪れたのは、Incubaにオフィスを構えるAarhus Startvækst (スタートべクストと発音するそうです) のコンサルタント Betinaさんに会うためです。

Aarhus Startvækstは、おそらく日本の「中小企業庁」にあたるような組織で、スタートアップも含めて中小企業の発展支援をしている公的な組織です。起業支援もしているので、法人設立の相談に行きました。

それというのも、先月からオーフスで活動している小さなファッション系ソーシャル・スタートアップで、法人設立と会計・顧客管理の運用改善などを手伝うことになったからです。

正確に言うと、「月額サブスクリプション型の洋服シェアリングで、廃棄される服を削減しながらファッションを楽しめるようにする」ということにチャレンジしている地元のソーシャル・スタートアップです。

現在はまだボランティア的な活動なのですが、法人化して本格的な事業展開を試みることになり、法人設立や会計に関する経験者の協力を探していたそうです。

一応、日本では一般社団法人設立や会計管理の経験がありますが、当然デンマークでの法人設立や欧州基準会計は経験がないので、話を聞いた際に「面白いかもっ」と、直感でお手伝いすることにしました。まだ収益力がないので当面はみんな給料無しですが・・・。

デンマークの会社法や会計ルールはよく分からないので、とりあえず Aarhus Startvækst にコンタクトしたところ、相談に乗ってくれたのがBetinaさんでした。

約1時間半、フレンドリーな雑談も含めてかなり丁寧に相談にのってもらえました。事務的な相談というよりも、コンサルタントとしてビジネスプランのディスカッションもしてくれるので、起業初期にはありがたいサービスです。

また、必要な手続きの確認や人脈・会社紹介もしてくれるので、オーフスでの起業や、地元企業/オーフス大学の研究室とつながりたい際は、Aarhus Startvækst にコンタクトするのがお勧めです。(そういうシチュエーションはあまりなさそうですが・・・)

さて、これからどういう法人するのか悩まないといけませんが、会社法や法人の設立手順は日本と違うところがいくつかあり興味深いので、今度まとめて記事にしたいと思います。

また、ファッション系ソーシャル・ベンチャーの立ち上げも、進展があれば、報告しまーす。

予告的な記事になってしまいましたが、オーフスのスタートアップ支援/産学連携拠点のご紹介でした!

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  1. ピンバック: オーフスのお洒落なコワーキングスペース – Living in Denmark

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