大学院の課題で垣間見た企業の「海外進出」の難しさ
とうとう、手を出してしまった・・・禁断のボタンをポチッとしてしまった。
Netflix
ついに、契約してしまった・・・
断じて、ロックダウンだから・・、いつも家にいるから・・、時間を持て余しているから・・ではない。
奥さんの大学が一時閉鎖となり、授業がオンラインに切り替わったあと、急遽授業内容を変えた先生のせいなのだ!!
追加されたのは、ドキュメンタリーを観て考察・レビューを提出するという課題。
なんと、そのドキュメンタリー動画はNetflixにしか無いという衝撃の事実(笑)
Netflixに入っていない学生を考慮して、先生は「わざわざNetflixに入らなくても、予告編かYouTubeの関連動画でレビューを書いても良いよ」と言ってくれたそうだけど・・・
予告編じゃ、レビューなんて書けないだろー、と僕がツッコミ、Netflixを契約することにした。
これは奥さんの教育投資なのだ。教科書を買うのと同じなのだ。
決して、海外版Netflixなら視聴可能なジブリ映画を僕が観たいからではない(と念仏の様に唱えながらポチッと契約)
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さて、課題に出ていたのは「American Factory」というドキュメンタリー映画。前アメリカ大統領のオバマさんとミシェルさんの制作会社の第一作で、昨年、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を取ったそうだ。
オハイオ州で閉鎖されていた工場が中国のガラスメーカーに買収・再開され、地元アメリカと親会社中国の価値観や考え方の違いを浮き彫りにしたドキュメンタリー。
ネタバレしない程度の感想になってしまうが、個人的には、中国企業が100%コントロールするアメリカの工場としてのアイデンティとは何ぞや?というところがとても興味深かった。
理想を言うと、中国とアメリカの文化や価値観の良いところをうまく組み合わせれば工場として大成功するはずなのだが、現実はそう簡単にいかないのだ。
奥さん曰く、「異なる文化が混じり合い、新たな文化が産み出されていくことをハイブリディティ(混交性)」というらしい。このハイブリディティを現地企業でどう上手に、かつスピーディに醸成するか?が海外進出のキモだな、と再認識できる良い映画。
観終わった後は、「1980年代にトヨタやホンダがアメリカに進出した時はどうだったのかな?」とちょっと疑問も感じた。日本の企業を対象にしたドキュメンタリーがあれば、状況を比較してみたい。
Netflixでさがしてみよーっと思ったら、なぜか検索に出てくるのはジブリ!!
ヤバイ、手が、手が勝手に・・・、う〜 >_<。。。
あっ、そうそう、「アメリカン・ファクトリー」の予告はYouTubeで視聴できます。でも、先生、この予告でレビューを書くのはいくらなんでも無理だろ〜。