オーフス大学の出願手順

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お正月までいよいよ数日となりましたね!

昨年の今頃は、妻が大学院へ出願するのに四苦八苦していた時期でした。妻と「昨年の年末・年始は出願で大変だったね〜」と思い出話をしたので、今日はオーフス大学のMaster’s Programme(修士)の出願手続きをまとめてみました。

出願そのものは、他の大学よりも比較的手続きがシンプルで、オンラインのみで完了しますが、全体の流れを把握しておくと出願がよりスムーズに進むかなと思います。

この記事が、大学院留学を検討している方にちょっとでも参考になれば嬉しいで〜す。

ちなみに、2020年の夏に始まるMaster’s Programmeのオンライン出願は、2020年1月15日が締切です。

ステップ1:出願したいMaster’s Programme を探す

オーフス大学では様々な分野でのMater’s Programme(修士)を英語で教えています。まずは↓のサイトで、興味が湧くコースを探してみましょう。

Master’s student guideAarhus University offers more than 60 English taught Master’skandidat.au.dk

お勧めな探し方としては、「Lanugage」をクリック後、「English」を選び、英語で提供されている全コース一覧から全容を掴むのが良いと思います。

スクリーンショット 2019-12-28 20.36.57

名前で興味を惹くコースがあれば、クリックしましょう。コースの詳細ページが出てきます。

ステップ2:Programme StructureとRequirementを確認する

オーフス大学のウェブサイトは形式が統一されているので、情報がとても見やすくなっています。コース詳細ページにはほぼ必ず、Programme Structure (コース概要) と Admission Requirements (出願条件) という項目があるはずなので、この二つは絶対に確認しましょう。

Programme Structure では、各学期ごとの必須/選択科目が記載されているので、自分が学びたいコース概要になっているかを判断できると思います。

Admission Requirements では、出願する条件が記載されています。オーフス大学は学部で履修した教科をかなりチェックするので、「〇〇分野でXX単位以上を履修していること」という条件は要確認です。

大学で履修した教科の名前が曖昧で分野が分かりにくい場合は、↓のような表を作っておくといいでしょう。(オンライン出願時に提出できます)

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なお、妻のコースでは、出願に小論文やEssayは求められませんでしたが、コースによっては、テーマに沿って論文/Essayを書く必要があるかもしれません。

上記条件に加えて、English Proficiency Requirement もあります。証明方法はいくつかありますが、スコアだとTOEFL iBTで83点以上か、IELTS は6.5/C1以上が求められます。米国/英国/カナダ/オーストラリアなどの英語圏の大学を卒業している場合は免除です(ただし、コースカタログなど英語で授業が行われていたことを説明する資料が必要です)

ステップ3:必要な書類を用意する

これが一番大変です。中には1ヶ月以上かかるものもあるので、余裕を持って用意しましょう。

ただし、書類を揃えるよりも真っ先にやるべきことは、「オンライン出願サイトのユーザー登録」です。

出願サイトにログインして入力をし始めると、「えっ、こんな情報いるの?」とか「アップロードするファイルのサイズ制限がある!」など初めて気がついたりすることが多々あります。締め切り直前に気がつくと間に合わないことがあるので、できるだけ早いタイミングで出願サイトにログインして、どのような情報が求められるのか、どのような資料をアップロードしないといけないのか、などを把握しておくことをお勧めします。(最後に「Apply」を押すまでは何度でも編集可能なので安心してください)

出願するコースによって若干異なるかもしれませんが、オーフス大学の出願では下記の書類が必要です。

なお、これらの資料はPDFでアップロードするので、書類は事前にスキャンする必要があります。(セブンイレブンのコピー機がきれいにスキャンしてくれます)

・パスポート (ユーザー登録時に必要です)
・英語の大学卒業証明書と成績証明書 
・大学で修了した科目の授業内容を説明する資料(コースカタログ)
・大学の成績基準に関する説明資料
・英語の語学力証明
・出願手数料750クローネを支払うためのクレジットカード
・(結婚などで名前が変わった方) 戸籍謄本とアポスティーユ認証済みの英訳

英語の大学卒業証明書と成績証明書
卒業証書と成績証明書は大学から公式に英語で発行してもらうと一番楽だと思いますが、難しければ自分で英訳(又は翻訳会社に英訳依頼)し、アポスティーユ認証を取る必要があります。(アポスティーユ認証の手続きは別途記事にします)

大学で修了した科目の授業内容を説明する資料
Admission Requirements で指定されている単位を履修しているか確認するための資料が求められますので、シラバスなどから概要をクリッピングして英訳しておきましょう。大学によってはコースカタログがあるので、該当するページだけを抜粋しておくと楽チンです。(前述の履修教科と分野のマッピング表は、このコースカタログの表紙として一緒に提出すると分かりやすいと思います)

大学の成績基準に関する説明資料
大学の成績基準を説明する資料は、出願サイトを実際に見ないと必要な事がわからない資料の一例です。例えばですが、大学のウェブサイトをPDFにする、大学に問い合わせて説明資料をもらう、などの方法があると思いますが、すぐに見つからないと面倒なので早めに確認しておきましょう。

英語の語学力証明
英語の語学力証明でTOEFLを使う場合は、TOEFLから直接オーフス大学にスコアを送る手続きが必要です。また、TOEFL/IELTSは両方とも2年以内のスコアでないと受け付けてくれないそうです。英語圏の大学で卒業した場合は、卒業証明書に加えて、コースカタログなどが語学力証明になります。

出願手数料750クローネを支払うためのクレジットカード
オーフス大学の出願手数料は750クローネです。この手数料は、合格後に入学し、最初の学期に在籍していれば全額返金されます。実は、すっかり忘れた頃にクレジットカード会社経由で唐突に返金されたので、何の返金か分からずちょっと気持ち悪かったのですが、この記事を書いててようやく思い出しました!とてもすっきりです。

(でも、支払った時期に対して、返金手続きされた時期の為替レートが異なり、600円ほど損しちゃいました・・・)

(結婚などで名前が変わった方) 英訳した戸籍謄本
結婚などで苗字が変わっている方は、婚姻証明として戸籍謄本の英訳が必要です。実は、これがかなり面倒です。戸籍謄本を入手後、英訳し、公証人役場で翻訳認証を受けた後アポスティーユ認証が必要になります。(手続きは別途記事にします)

妻はオーストラリアの大学を卒業しているので、出願手続きは比較的楽かなぁと思っていたのですが、僕と結婚したことで卒業証明書の名前と違う名字になってしまい、かなり大変そうでした。名前が変わった方は要注意です!

オンライン出願する

書類が用意できたら、あとはオンライン出願するだけです。操作や細かい手順は、オーフス大学のApplication procedureページにある、「Guide on how to complete your application」を確認してください。

① ログインする前に言語を英語に変更しないと、ログイン後の画面はデンマーク語になってしまい使いにくいです。(一旦、ログアウトして、英語に変更してからログインしなおしてください)

② 途中、”Collecting Data Failed”とかエラーメッセージが出てきますが、Guide に書いてある通り無視して大丈夫です。(デンマーク国内の教育機関から、出願者の成績情報を入手しようとするのですが、デンマークで勉強したことがない人はデータがないのでエラーメッセージが出てしまう仕様のようです)

③ 出願手数料は別サイトで支払い後に届くメールを、PDFにして、アップロードする手順です。なぜか、イベントチケットを購入するという仕組みを応用しているらしく、届くメールには「You are now registered for the following event(s)」という謎なメッセージが書いてありますが、そのメールをPDFにしてアップロードしましょう。(支払いサイトは、上記Application Procedureページ内のApplication fee セクションにリンクがあります)

最後の最後、入力内容やアップロード資料に記入漏れや間違いかないかダブルチェックして、Send Application するのを忘れないでくださいね!

***

欧米系の大学/大学院の出願締め切りは1月が多いので、2020年の留学を目指している方にとっての年末・年始はラストスパートという大変な期間だと思います。でも、頑張ればきっと良い結果になると思いますので最後まで頑張ってやり切ってください!

あっ、でも寒い日が続くので、体調にはくれぐれも気をつけてくださいね!

Good Luckです!

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