米と豪と違う?デンマークの大学の成績/採点

つぶやく シェアする

とても嬉しいことに、以前書いた「オーフス大学の期

2週間弱の冬休みが終わり、明日から奥さんの大学院の新学期が始まります。

以前『オーフス大学の期末試験は普通じゃない』で紹介したように、デンマークの大学では期末試験の一発勝負で成績が決まってしまいます。

最初の学期は評価のレベル感が未知数だったこともあり、妻は「大丈夫かな・・・」と心配していましたが、蓋を開けたら結構良い成績で無事に通過してました!! (パチパチ〜👏)

デンマークの大学は不思議な成績を使う

試験結果が出てくる前、オーフス大学の成績はどういう感じなのかなぁと、妻に聞いたら、こんな会話になりました。

奥さん:2点以上なら合格らしいよ
僕:へー、10点満点なの?
奥さん:なんだか違うのー。一番良いのは12点だけど、一番悪いのは マイナスみたい・・・。
僕:???(12点?? マイナス点もあるの?なんじゃ、そりゃ???)

で、詳しく説明を聞いたら、デンマークの成績は不思議な7段階評価でした。

一番良い成績が「12」、そして「10」「7」「4」「2」までが合格。「0」と「-3」が落第という評点のようです。表にすると↓な感じ。

図1

なんと不思議な評点。

シンプルにA〜Fとか、6から0までの1点刻みの点数ではダメなのかしら?
マイナスの評点ってなんだろう?
どうして一番良い評点が中途半端な12なんだろう?

などなど、色々疑問が湧きますが、2006年からデンマークではこの不思議な7段階評価を使っているそうです。

色々調べてみると、この成績システムはデンマーク国内で統一されているので、デンマークの大学は全て同じ評価体系のようです。

なお、「12」はかなりレアな成績で、本当に Excellent でないともらえないそうです。

「2」以上になっていれば合格ですが、平均で「7」以上を取っていないと交換留学などの特別コースに応募出来なくなってしまうので、「7」以上を狙うのが重要なよう。

また、落第になってしまう「0」は、基準を満たさないと容赦無く出されてしまうようです。落第になると、2次試験を受けることになるのですが、これも興味深いデンマーク的な仕組みなので今度記事にしたいと思います。

僕の推測ですが、評価基準の言葉を見る限り「-3」は、カンニングや盗作みたいなことをしないと出てこない厳しい評価なのかなぁと思います。

アメリカ・オーストラリアの大学との比較

僕が留学してきたアメリカとオーストラリアの大学はもう少し直感的な評点でした。

アメリカのビジネススクールは A+ から F という分かりやすい評価。

オーストラリアの大学/大学院は、High Distinction, Disction, Credit, Pass, Fail という言葉で分かるようになっています。

比較すると↓な感じでしょうか。(評価のレベル感は、僕が思う目安です)

図2

デンマークの評価基準は国が決めている制度なので、どこの大学でも同じ評価基準です

一方で、アメリカとオーストラリアは、州・大学によって評価基準が異なるので、あくまでも僕が通っていた大学の評価基準を比較しています。

どこの国でも一番良い成績(12、A+、High Distinction)はなかなか取れない成績ですが、デンマークの「12」の方がレア感が高そうです。

でも、こうやって比較すると、アメリカとオーストラリアの評価体系の方が絶対に分かりやすいと思うのだけどなぁ。

だって、「大学の成績は平均『12』でした!」と言われても、「ん?12って何?それって良いの?」って聞き返しちゃいますよね。やっぱり不思議だ・・・。

1学期目は無事に良い成績で突破したので、2学期目もこのまま頑張れ〜!!📣

つぶやく シェアする

\新着記事や🇩🇰の日常をツイートします/

米と豪と違う?デンマークの大学の成績/採点」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 高校の卒業生が被る白いセーラー帽 - Living in Denmark

コメントは受け付けていません。