米と豪と違う!デンマークの大学の期末試験

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奥さんの大学院留学に帯同するため、デンマーク第2の都市オーフスに住んでいるひぐちです。

日本では丁度センター試験の時期ですね!

オーフス大学で留学中の妻の期末試験はいよいよ最終コーナーに入りました。先週と今週の月曜日にレポートを提出し、残すところ来週の火曜日に提出するレポートのみです!

最後のレポートは、昨日のお昼に課題が公開され、火曜日の昼までの丸5日間で書き上げて提出するそうです。

そんな妻を横で見ているのですが、オーフス大学の期末試験は今まで留学してきた大学とは形式が全然違うのでちょっとびっくりしています。

特に違うのが、次の3点!!
① 期末試験期間がとても長い!
② ExamというよりAssignment!
③ 期末試験一発勝負で成績が決まる!

それでは詳細を・・・

期末試験がとても長い!

オーフス大学の公式日程によると、妻の今学期の授業期間は約15週間あり、その後の試験期間は約6週間という長さです。

僕が留学してきたオーストラリアとアメリカの大学では、試験期間は1週間や2週間でした。なので、6週間の長さは超びっくりです。

履修する教科によっては、12月中に試験が終わる場合もあるようですが、残念ながら12月6日から始まった妻の苦しい試験期間は来週の月曜日まで続きます >_<

オーフス大学がどれだけ長いか分かるように比較一覧を↓にまとめま〜す。

オーフス大学(2学期制)
授業期間は約15週間で、期末試験は約4~6週間

オーストラリアで卒業した大学 (2学期制 ※)
1学期の授業期間は約13週間で、期末試験は約2週間半
※ 僕の在学時は2学期制でしたが、最近は3学期制に変更されたらしく、1学期の期間は約10週間(その後に期末試験が2週間)に変わっています。

アメリカで卒業した大学 (4学期制)
1学期の授業期間は約7週間で、期末試験は1週間弱

【参考】東京大学 (2学期制)
1学期の授業期間が13週間で、期末試験は2週間のようです。
(こちらを参考にしました)

【参考】ヘルシンキ大学 (4学期制)
1学期の授業期間が7週間で、期末試験は1週間のようです。
(こちらを参考にしました)

ExamというよりAssignment!

オーストラリアやアメリカでFinalとかExamと言うと、教室や試験会場に座って行うテストの印象が強いのですが、オーフス大学のExamはテストよりプロジェクトレポートや課題レポートが多いような雰囲気がします。(レポート以外には、Oral Examというプレゼン・Q&Aという試験も多いそうです)

僕からするとレポートは、ExamではなくてAssignmentとかFinal Reportと言う感覚なので、ちょっと違和感・・・。

ちなみに、妻の今学期のExamは以下の3点だそうです。
・2つのテーマを自分を決めて、2本のレポート(17,000文字/7〜10枚)
・グループで決めたテーマに関するグループレポート(67,200文字/28〜30枚)
・昨日公開された2つの課題から1つを選んでレポート(14,400文字/6〜8枚)

試験期間が長いからか、レポートで書かないといけない枚数は多めです。横目で見ていると、英語ネイティブのアメリカ人同級生も書くのにちょっと苦労していました💦

③ 期末試験一発勝負で成績が決まる!

これが最もユニーク!

なんとオーフス大学の成績は、期末試験だけで成績が決まるという一発勝負です。

僕が通っていた大学だと、期中の小テストやミニ課題、プレゼン、発言度なども成績に加味されてました。感覚的ですが、成績の2割から4割ぐらいは期末試験までに結果が出ていたので、期末試験でよっぽど点数が悪くない限り「まぁ、落第はしないだろうなぁ」という安心感がありました。

オーフス大学だと、一発勝負なので、そういう安心感ゼロです。怖い・・・。

期末試験だけで成績が決まりますが、期末試験を受ける権利を得るためには、期中に出される課題やプレゼンをこなす必要もあります。ただ、期中の課題やプレゼンは点数が付かないので、「自分がどのくらい理解しているのかが分かりにくい」と妻は同級生と困っていました。

デンマーク人の知り合いとお話しすると、オーフス大学以外の大学でも同じような仕組みになっているそうです。このような試験形式になっている背景には、デンマークらしいライフスタイルや合理性があると分析しています。

もし皆さんのご希望が多ければ分析記事を書こうと思いますので、ご興味あればぜひスキかコメントをお願いいたしま〜す。

> To: 奥さん
もうちょっとで長い試験期間が終わりだよ。頑張れ〜! 

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