「Everyone has it!」 国を越える親子の会話あるある
最近、世界的に ラブブ(LavaBoo)というキャラクターが流行しているらしい。
「ラブブ」ヒット、キャラクターが世界を動かす(佐々木明子) - 日本経済新聞
後輩が不思議なぬいぐるみを手に、大興奮しながら現れた。「ようやく手に入れました! 世界中で大ブレークしているんです」「ラブブ」というそのキャラクターは、ウサギの耳に、大きな瞳、とがった歯が特徴的だ。抱きしめたくなるほど愛くるしい、というわけではない。どちらかというと少し変わっている風貌とも言えるかもしれない。どうやら世界のセレブがバッグにつけたりSNSで紹介したりして、欧米やアジアでの人気に
齢40代半ばの僕にはあまりピンと来ていないのだけど(まぁ、もともと流行に疎いので常にピンと来てませんが・・・🤭)
デンマークでも例外ではなく、街を歩いていると、ギザギザの歯にいたずらっぽい表情のキャラクターをよく見かけます。
そして先日、会社のランチでもラブブがちょっとした話題に。
というのも、小学生の子どもをもつ親世代の同僚たちが「子どもに、”ニヤニヤした変なうさぎの人形”をねだられた」と口を揃えて盛り上がりました。
ドナー・コーディネーターのMちゃんもそんな同僚のひとり。
「ラブブの人形が欲しい!」と、おねだりする娘さんとの会話エピソードを話してくれました。
「必要ないでしょ。うちでは買わないよ」って、娘に言ったたら、”Everyone has it!!” って言うのよ。
だから、”Who is everyone?”って聞いたら、
“〇〇ちゃんと、△△ちゃんと、□□ちゃん”って。
すかさず、”Well, that’s not everyone.“って返したわ(笑)
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「あっ、これ日本でもよくあるやつだ!」と思った方、きっと多いのでは?
そう、日本でもまったく同じような会話をよく耳にします。
僕が以前住んでいたオーストラリアでも同じでした。当時は「たまごっち」が大流行していて、「みんな持ってる!」という話をよく聞きました。
思い返せば、スタジオジブリの『おもひでぽろぽろ』でも、
タエ子ちゃんが「プーマのシューズがほしい」と母にねだるシーンがありましたよね。
「みんな履いてる」と言うタエ子に、「みんなって誰?」と返す母親。
時代も国も違うのに、このやりとりは万国共通。
言葉は違っても、きっと世界中の親子の間で繰り広げられている会話なのでしょうね。
なんだか微笑ましくなります。
国が違っても、人間の本質的な部分は変わらない。
「みんなが持ってる」からほしいと思う子供の欲求、そして「みんなって誰?」と問いかける親の視点。
そうした普遍的な感情の上に、文化や価値観の違いが重なっている。
異文化を“違い”として捉えるだけでなく、その奥にある“共通する人間らしさ”を感じながら、多様な文化の中で共に生きていく。
デンマークの職場のちょっとした会話から、改めてそんな“地球人としての視点”を感じたのでした〜










