
ぶらり途中下車で古都巡り:Roskilde & Odense
ぶらり途中下車の旅 Day3 は、コペンハーゲンのAirBnBをチェックアウト後、電車でオーフス方面に向かいながら「Roskilde(ロスキレ)」と「Odense(オーデンセ)」で途中下車するという計画。
コペンハーゲンからロスキレまでは片道で約25分程度。運賃はRejsekort (デンマーク版SUICA)で39クローネ(≒650円)でした。なお、デンマークの中長距離鉄道では、コロナ対策で必ず指定席を予約する必要があるので、駅の券売機で事前に指定席をゲットしました。

「ロスキレ」では天気に恵まれ、街の大広場の賑わいを写真でパチリ。
土曜日のマーケットのせいかかなり賑わっています。(コロナ対策は大丈夫なのだろうか?)

ロスキレは、デンマークの中でもかなり歴史が古く、ヴァイキング時代(8世紀頃)にはすでに街として栄えていたそうです。
そして大きな目玉スポットは、世界遺産に指定されているロスキレ大聖堂。

ロスキレ大聖堂はデンマークにとって非常に神聖な場所。
なぜなら、デンマークの歴代国王が葬られているところだからです。
ちょっと驚きなのは、棺桶がそのまま展示されていること。昨日訪れた「フレデリクスボー城」と「クロンボー城」を建設したクリスチャン4世の棺桶も普通に展示されていました。こんな風に一般公開されるとは思ってもいなかっただろうに・・・

なんと、現在のマルグレーテ2世女王の棺桶も用意されていました。
教会の雰囲気にそぐわないピンクのオブジェだったので、「えっ?」と思ったのですが、これは本当の棺桶を隠すためのカバー。実際の棺桶は崩御されるまでは公開されないそうです。
ちなみに説明板には「棺桶のカバーはベンチになっているから座ってね!」と書いてありました。カバーとはいえ、恐れ多くて座れない・・・(ちなみに本当の棺桶はガラスで作られており、かなり斬新なデザインです)

ロスキレで2番目の目玉は「ヴァイキング船博物館」。
ロスキレ大聖堂から徒歩で15分ぐらいのところにあるのですが、途中の道は草花がしげる公園。天気も良く、散歩日和♪

「ヴァイキング船博物館」には、ロスキレの沿岸で沈没していた5隻のヴァイキング船が展示されています。
外敵の侵入を防ぐためのバリケードとして、わざと沈められた船だったようでが、沈没船が発見されたのは1960年代。考古学的にはかなり興奮した発見だったそうで、立派な博物館が作られていました。

博物館には5隻のヴァイキング船を復元したレプリカ船もあり、実際に搭乗することができます。
ヴァイキングが活躍していた8〜11世紀には、イギリスにも交易しに行っていたと言われていますが、本当にイギリスまで辿り着けるか確かめるため、このレプリカ船でイギリスまで旅をしたそうです。
こんな平べったい船で外洋にでれるの?と思ったのですが、なんと、2回も成功させているとか! ヴァイキングすごい・・・。

ロスキレを後にして、電車で「オーデンセ」までレッツゴー!と思ったら、途中の「Ringsted駅」で電車を降ろされてしまいました。どうやら、鉄道レールの工事をしているらしくRingsted駅〜Korsør駅の間は代行バスになっていました。これも、ぶらり途中下車?

ロスキレからオーデンセの電車(&代行バス)の旅は1時間半。
オーデンセに着いた時には夕方になっていたので、夜9時から始まる無料の「夜警によるオーデンセツアー」に参加することにしました。
夜警は夜に街を巡回して治安を守る自警団だったようです。公式な警察が設立された時に解散したそうですが、観光客向けに良き古きオーデンセを紹介する夜警として復活したそうです。
予約は特に必要なく、夏季限定の月〜土曜日の夜9時にスタート地点に行けば夜警ガイドの下で街の巡回が楽しめます。(あっ、残念なことに説明はデンマーク語オンリーでした)
The Watchman makes his evening round
Overgade 23, 5000 Odense C
The Watchman makes his evening round in the historic quarter
Go for an evening walk with the night watchman in the Overgade / H.C. Andersen Quarter. The walk starts in Overgade at "Den Gamle Kro" at 9 pm.
https://www.visitodense.com/tourist/plan-your-trip/watchman-makes-his-evening-round-gdk612887

オーデンセは、デンマークで3番目に大きい街ですが、古い街並みがしっかりと残っていて、夜警のユニフォームといい感じでマッチしていました。
デンマーク語がほとんど分からないので推測ですが、どうやらオーデンセの夜警は歌を歌いながら巡回をしていたようです。なので、巡回しながら歌を歌ってくれました(日本で言うと「火の用心〜。マッチ一本火事のもと〜」のようなイメージ?)
今日はオーデンセで一泊し、明日オーデンセを観光してからオーフスに戻ろうと思いまーす♪

ピンバック: ぶらり途中下車でアンデルセンを巡る旅:Odense - Living in Denmark