デンマークの会社の「送別会」 – 円満退職編

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以前の記事で「デンマークでは入社時に花束がもらえる」という職場の習慣を紹介しました。

日本では会社を辞める際に花束をプレゼントすることが多いので、入社時の花束はちょっとびっくりな感じがしますよね😅

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さて、今日は逆に会社を辞める際にデンマークの職場での慣習を紹介しようと思います〜。

なぜかというと、僕と同じチームのM君が転職のため会社を辞めることになり、今日が出社最終日だったのです😭

そのためM君を送り出すために、ささやかな送別会が開かれました。

ちなみに、今回紹介する様子は円満退職の場合。👇の記事で紹介したように「解雇」の場合は送別会はなく、突然いなくなり、メールでお知らせさられるだけです。

退職の挨拶手土産は朝ごはん?!

日本の会社では、退職の際に挨拶とともにお菓子を配ることも珍しくないかと思います。

実はデンマークでも似たような習慣があります。

ただ、お菓子を配るのではなく、最終日の朝ごはんを用意したり、ケーキや菓子パンを持ってきてみんなで食べるというのがデンマーク流。

最終出社日のM君、なんとっ、豪勢なロールパン朝ごはんを振る舞ってくれました!!

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バスケットに盛られたロールパンに加え、ロールパンに挟むためのバター、ジャム、チーズ、チョコレートスプレッドもM君が買ってきてくれたものです。

さらに、チョコレートミルクとオレンジジュースまでっ🤤

ちなみに、以前退職された方の中には、カクテルを振る舞ってくれた人もいました。

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30分ぐらいで終わる送別会

日本の送別会は、いわゆる「飲み会」の一種かと思います。仕事終わりに居酒屋などでワイワイしながら食べて、飲むというスタイル。(最近はコロナ禍でワイワイは難しそうですが・・・)

一方、僕の会社では、就業時間後半の夕方4時頃にカフェテリアで集会をするというのがスタイルのよう。

まず、会社のカフェテリアに行くと、ビールやソフトドリンクなどの飲み物やちょっとしたおやつが並びます。

乾杯などは特にないので、周りの人とおしゃべりしながら、好きな飲み物を飲みつつ、のんびりと待ちます。

すると、社長が「え〜、それでは・・・」的な感じで、退職者を送り出すスピーチを始めるので、ここから送別会スタート!

スピーチでは退職者との思い出に、ちょっとしたジョークを織り交ぜて、笑いを誘うのがポイントのようですが、デンマーク語なのでよく分からない(笑)。

そしてその後、退職する人がお礼のスピーチ。Tak for xxx と言っていることが多いので、色々な感謝の言葉を述べているような雰囲気です。(デンマーク語だからよくわかりません 苦笑)

そして最後に、チームからプレゼント。

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僕たちが贈ったのは「赤ワイン2本」。そして、二日酔いに備えて鎮痛剤もセットにしました(M君は二日酔いになると頭痛になるそうなので・・・😅)

ちなみに、勤続期間が短かったり、上司とさほど親密ではない場合などは、プレゼント無しのケースもあります。

あとは15〜30分ほど、同僚たちとおしゃべりしつつ、個別に退職者に挨拶をして終了! 流れ解散で終わるので、予定がある人はスピーチが終わった時点で帰る場合なら15分。少しゆっくりおしゃべりを楽しむ人でも45分ぐらいがマックスな感じです。

ささやかでシンプルな送別会がデンマーク流なのかもしれません。

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1年前、デンマーク語ばかりで右往左往している僕を優しく迎え入れてくれたのが好青年のM君。

とても仲良くしてもらっていたのでM君が転職してしまうのは個人的にはとても寂しい・・・。

ですが、こちらでは転職をしながら経験を積むというのが一般的なキャリアアップの方法。オーフス市は小さく、僕たちの業界はなかなか狭いので、またどこかで会う機会があるかもしれません。

Good Luck and vi ses!!

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