欧州ってどこまで？ – 状況によって異なるヨーロッパの定義

わーい ♪ ♬

⚽️サッカーのUEFA Euro 2020/2021 で、準々決勝に挑んたデンマーク🇩🇰、先ほど対戦相手のチェコ🇨🇿に2-1で勝利を収めました！！

初戦の試合中にエリクセン選手が倒れてしまうという悲劇を乗り越え、準決勝まで進むとは夢にも思っていなかったので、本当にびっくりです。

準決勝は水曜日。これから試合を行うイングランドかウクライナのいずれかと戦います。（イングランドがウクライナに圧勝したので、7月7日はイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿対デンマーク🇩🇰になりました！）

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さて、今回の UEFA Euro 2020/2021 は、ホスト国が1つでなく、欧州の様々な国での開催。

なので、デンマークはグループ予選の時には自国のコペンハーゲンで試合をしましたが、前回はオランダのアムステルダムでウェールズを破りました。そして、今回のチェコ戦はアゼルバイジャンの首都バクーというところ。

あれ？ でも、アゼルバイジャンってヨーロッパだっけ？

デンマーク人の同僚と話をしている時に、そんな話になりました。

確かに・・・。確か中近東あたりにあった国じゃなかったけ？ 

僕の記憶が間違っていなければ、アゼルバイジャン(Azerbaijan)はトルコよりも東にあり、イランに近かったような気がするゾ🤔　

地理的に言えばアジア大陸な気がする。。。

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ちょっと気になったので、デンマーク人の同僚達と色々調べてみちゃいました。

すると、欧州（ヨーロッパ）の定義は状況によってかなり違うみたい！

最も分かりやすい定義は、EU (欧州連合) 加盟国を欧州とする場合。ところがこれだとEUに加盟していないノルウェーや、バルカン半島のボスニアやセルビアといった国が欧州に入らなくなってしまいます。それにBrexitしてしまった英国が除外されてしまう😓。

より狭義の欧州にすると、冷戦時代にソ連に対立した「西側諸国」を欧州とする定義もあるようです。でもこれは現在ではかなり違和感があります。なぜかというと、今回対戦したチェコは冷戦時代は東側陣営側でした。それに今やロシアもUEFA Euro の主要参加国だしね。

欧州とアジアが陸続きなので地理的な境界を引きにくいところがあるのですが、よく使われる欧州とアジアの境界線は、ウラル山脈からウラル川、そしてコーカサス山脈からボスパラス海峡にあるそうです。

なるほど、なるほど・・・。

あれ？　でもアゼルバイジャンはコーカサス山脈の南にあるよ？
やっぱり欧州ではないよ？！

そう思ったら、なんとアゼルバイジャン、コーカサス山脈の北側にちょこっとだけ領土がありました。国の大半が山脈の南側なのですが、北側も領土を持っていることで欧州の一部になる条件を満たしているそう！

ちなみに同じ理由で、ポスパラス海峡を超えたところに領土を持っている🇹🇷トルコ、ウラル山脈をまたがっている🇷🇺ロシア、アゼルバイジャンの隣の🇬🇪ジョージアも地理的定義では欧州になるようです。

ちなみに、より広範囲の国が参加している国際組織として「欧州評議会」というのがあります。これには地理的な要因を満たしている47カ国が加盟しているので、欧州評議会に加盟している国がヨーロッパと言っても良いかもしれません(※要注意)。

※ 要注意: 少し微妙なのは、ベラルーシとカザフスタン。両国とも地理的要因を満たしていますが、色々な事情で欧州評議会の加盟国になっていません。

ちなみに、他にもシェンゲン圏、ユーロ圏、北欧協議会、欧州経済領域(EEA)、欧州自由貿易連合(EFTA)などなど、色々なグループがごちゃごちゃあります。

わけわからない状態なのですが、Wikipedia でごちゃごちゃ感が分かりやい図を見つけたので載せておきますね。

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さて、今日のサッカーの勝利でデンマークはますますお祭り状態。

現在、夜の10時なのですが、僕の家の周りでは、右でパーティ、左でパーティ。音楽が鳴り響き、ノリノリ感がすごいことになっています。

これはきっと夜中まで続くんだろうなぁ 😅

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画像出典

① 欧州の地図 – By Rob984 – Derived from Europe orthographic Caucasus Urals boundary.svg and Europe on the globe (red).svg., Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=40958608

② 欧州のごちゃごちゃマップ – Wdcf, The Emirr, 高木あゆみ – 次の画像を基にした投稿者自身による作品: Supranational European Bodies.png, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=86632420