国によって異なる欧州のイースター休暇

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デンマークは来週、イースター(復活祭)の連休を迎えます。

復活祭の日曜日を挟む形で、4月1日の聖木曜日から4月5日のEaster Mondayが祝日♪

3/29(月)〜3/31(水)もお休みを取れば10日間連休なので、さながら日本のゴールデンウィークのよう。

そのため僕の会社では、来週ほとんどの人がお休みです。

そんなわけで今日、ポーランドにいるチームとのZoom会議でポーランド側の休暇予定を確認しました。

すると、なぜか話が噛み合わない・・・。

こちらは、ポーランドチームが来週どのくらい休むのかを聞きたかったのですが、あまり休むような雰囲気がない。

あれ?と思って詳しく聞くと、なんとっ!ポーランドでは 4/5 のEaster Mondayしか祝日じゃないらしい!!

えー! 聖金曜日のGood Fridayも祝日じゃないのか〜。
だから連休で浮かれているデンマークチームと雰囲気が違うのね 😅

***

キリスト教が根強い欧州では、どの国もイースターは長期連休だと思っていたのですが、どうやら違うよう🤔

ちょっと面白そうだったので、欧州※のイースター休みをネットで調べてみました〜。その結果がこちら👇 

(○がついていると祝日です)

画像2

ネット調査なので間違っているかもしれませんが、どうやら金曜日と月曜日の両方が祝日というのが一般的ということが分かりました。

なんと、木曜日も含めて条件なしでお休みなのは、デンマーク・アイスランド・ノルウェーの3ヵ国だけ。面白いことにこの3ヵ国は、14〜19世紀のデンマーク=ノルウェー連立王国に組み込まれていた国なのですが、その影響があるのかもしれません。

一方、Easter Monday しか休みがないのは、ベルギー、クロアチア、アイルランド、イタリア、ポーランドの5ヵ国。どちらかというとカトリック系が多いと言われている国々のようです。

イースターは、イエス・キリストが十字架に磔にされた後に奇跡の復活を行ったことを祝う宗教行事。磔にされるまでの受難を共に体験するのが趣旨らしいので、本来なら復活祭の前に連休で浮かれるのはちょっとおかしい。カトリック系の国が「復活」後の月曜日だけを休みにしている方が伝統的には正しいのかも?

また、「東方正教会」の流れを汲む、ブルガリア・キプロス・ギリシャ・ルーマニアの4カ国は、カトリック・プロテスタントより1ヶ月ほど遅れてイースターを祝うようです。

これは、イエス・キリストが復活した日の計算方法に違いがあるからだそう。

ちなみに、以前住んでいたオーストラリアでは金曜日と月曜日がお休み。なぜかわからないけど、Animal Showというお祭りが各地で開催されて、動物と触れ合うというのがイースターの恒例行事でした。

宗教的な祝日が少ないアメリカではイースターは公式な祝日ではありませんでした。休む人は多いものの、どちらかというと季節行事なイメージ。

同じイースターでも、国によって祝日の数が違うのはちょっと面白いですね。

でも、イースターの祝日が多いデンマークでラッキ〜♪

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