表札がないと書留郵便が届かない デンマークの郵便事情
Suumoさんによると、賃貸物件ではあえて表札を出さない人が7割という調査結果があるそうです(データ数がちょっと少ないアンケートですが・・・)
また、Google 先生に「表札 必要」と聞いてみると、「表札を出す、出さないのメリット・デメリット」を解説するような記事が意外に多い!
都会や賃貸では、どちらかというとプライバシーや個人情報を気にする人が多いのかもしれません。
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一方デンマークでは、必ずと言っていいほど表札を付けています。それも、家族全員の名前がフルネームできちんと書いてあるのがとてもとても普通。
実は・・・、デンマークでは表札に名前が書いてあることがとても重要!!
なぜかと言うと、書留郵便物が届かなくなっちゃうから 😅
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日本での書留郵便物を受け取る際は、印鑑か署名を求められると思います。家にいない場合は不在通知票が投函されるので、再配達をお願いしないといけません。
ところがデンマークの書留郵便の場合、郵便受けの表札と受取人の名前が一致した場合は署名を求めずにそのまま郵便受けにポイっと入れてくれちゃいます。
あれっ?それって書留じゃなくない???と思うのですが、どうもそういうものらしい・・・ 😅
追記:調べてみると、郵便局が担うのは「郵便受けまでの配達」とPostal Services Actという法律で定められていました。逆に言うと、玄関まで届ける義務はないので郵便受けへの投函で完了ということで良いっぽい。一方で、家やアパートの持ち主は必ず郵便受けを設置しないといけないという条項も発見。なんだか面白い〜。
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逆に表札と受取人の名前が一致しないと、Post Nord (デンマーク・スウェーデンの郵便局)の配達員は何も言わずに差出人に戻しちゃうことも・・・
特に困るのは、健康保険証(Yellow Card)、居住許可証(Residence Permit)、免許証、銀行カードなどの重要書類。それに、NemIDという超重要なデジタルログインに必要なコードカードも書留で送られてきます。
ですが、名前を書いた表札をちゃんと出していないと、それらが全然届かなくなってしまう〜。
実際、今の家に引っ越してきた際、住所変更手続きをしたので新しいYellow Cardが送られてきたのですが、大家さんが表札を入れ替えるのに時間がかかってしまったので僕のYellow Cardはオーフス市役所に送り返されてしまいました😅
なので、わざわざDokk1 (オーフス市の市役所窓口)に取りに行くはめに・・・。
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そんなわけで、デンマークで新しい住所に入居したら、郵便受けにフルネームの表札をつけた方がいいかもっ! (もしかしたらオーフス市だけがこういう慣習なのかもしれませんが・・・)
そして、その家から退出する際には、表札を外すのを忘れないようにしましょう。そのままにすると、遅れて届いた書留郵便物が古い住所の郵便受けに入れられちゃうかもしれません。
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他にも日本から送るEMS郵便(書類用)も書留郵便扱いなので同じ。表札の名前と一致すれば、そのままポストに投函してくれるので、不在でもちゃんと受け取れます。
なお、郵便受けに入らない小包の場合は、日本のようにドアベルを鳴らしてくれますし、不在通知票を入れてくれます〜。