中古自転車を安く・安全に買う方法

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デンマークはかなりの自転車大国。通勤・通学のメインの手段として多くの人が自転車を使っています(人口も少なく、街の面積がさほど大きくないので自転車で移動しやすいという理由もあります)

なので、僕たちもすぐに自転車を買ったのですが、DBAというデンマーク版ジモティで自転車を買ったらなんと騙されて盗難車を買ってしまうという苦い思い出があります。

この苦い経験の後、奥さんの通学用の自転車は、ちゃんとした中古自転車屋で買いました。

一方で、僕は毎日自転車に乗るわけではないので、月額サブスクリプション型のレンタル自転車を利用していました。

ただ、ロックダウンでまったく自転車に乗らなくなってしまったので、レンタル自転車は解約。そして今度、街中に引っ越すことになったので、街中の移動に便利な自転車を買うことに。

せっかくなので、再び DBA (デンマーク版ジモティ) で自転車を買うことにしました。昨年は騙されてしまいましたが、今度こそは DBAで上手に自転車を買うのだ!!

中古自転車はDBA・Facebookの個人売買が安い

ちなみに、なんでDBAにこだわるかというと、圧倒的な値段の安さ。

基本的に個人間売買なので、かなりお手頃な値段で購入できます。

例えば、自転車の相場感は↓な感じなので、DBAやFacebookでの個人売買が圧倒的に安いです。(そのかわりに、自転車のメンテナンス状況が悪かったり、騙されたりするリスクがあります)

  • 新品の自転車 3000クローネ(≒5万円) 以上
  • 正規中古自転車 1500クローネ(≒2.5万円) 前後
  • サブスクリプション自転車 200〜300クローネ/月 (2,500〜3,000円) 程度
  • 個人売買(DBA・Facebook) 400〜1,000クローネ(6,400〜16,000円) 

ポイント① NemIDで本人確認済みの出品者を選ぶ

まずは dba.dk で、オーフス市内の自転車を検索。値段や写真を見ながら、良さそうな物を選びますが、重要なのは「NemIDで本人確認済み」の人の出品を選ぶこと。

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NemIDは、デンマーク版のマイナンバーカード。DBA上で、Nem ID Valideret となっている出品者は、DBAがNemID経由で本人確認を行い、偽名・偽の住所を使っていないことを確認済みなので、一気に詐欺の可能性が下がります。

ポイント② 自転車本体に刻印されているシリアル番号を警察のウェブサイトチェック

気に入った自転車があれば、出品者にコンタクトして、現物を見せてもらう予約をしましょう。

この時に確認しないといけないのは、本体に刻印されているシリアル番号。

デンマークの自転車には、必ずシリアル番号が刻印されています。このシリアル番号をデンマーク警察のウェブサイトに入力することで、盗難自転車として登録されていないか簡単に確認できちゃいます。

上記リンクが壊れている場合は、デンマーク警察の公式ウェブサイトで”Tjek cykel”で検索してみてください。

出品者の目の前で言いにくいのですが、「以前、間違って盗難自転車を買っちゃったんだ〜😅 だから、確認させてね!」と言いながら、チェックさせてもらいました。

結果は、問題なし!! 盗難自転車ではありませんでした! 

※ シリアル番号確認ウェブサイトの利用には、ブラウザのCookieの使用許可が必要です。

ちなみに、シリアル番号は本体の刻印です。シリアル番号っぽいシールが貼ってあることもありますが、シリアル番号は3桁のアルファベットと6桁の数字で刻印されているので間違えないように注意しましょう。

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ポイント③ 現物確認には六角棒スパナを持って行こう

最後に、実際に試乗して、ブレーキやギアの状態の確認です。

ここで困るのが・・・

サドルが高すぎっ!!

デンマーク人、背が高い上に、足も長いので、サドルが異様に高い。

自転車屋さん曰く、ヨーロッパではサドルの高さを、自転車が止まった時に、ちょうど爪先立ちで立てるぐらいにするのが適正な位置とのこと・・・。デンマーク人のギリギリ爪先立ちって、アジア人に立てる高さじゃない😭 (日本では、自転車が止まった際、爪先立ちにならず、安定して足が地面につく高さが適正なサドルの位置と言われているので、ちょっと違いますね)

しかも、サドルを調整しようにも、日本の自転車と違い、六角棒レンチがないと高さ調整のボルトを緩めることができません  _| ̄|○

しっかりと試乗するなら、サドル調整用の六角棒レンチを持っていくことをお勧めします。

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ポイント④ 出品者がどう入手したか聞いてみよう

一番良いのは、自転車を受け取る際に出品者が自転車を購入した際のオリジナルレシートを一緒にもらうのがベストです。

ですが、中古自転車の場合はオリジナルレシートが残っていないケースの方が多いのでちょっと難しいかもしれません。

なので、受け渡しの際に出品者と話をしながら、さりげなく出品者がどう自転車を入手したのか聞いてみましょう。説明に違和感があれば、取引をやめるのが吉です。

また、DBAでのやり取りやFacebookでのチャットをスクショで保存しておきましょう。

もし間違って盗難車を購入した場合でも、オリジナルレシートがあったり、騙されて購入してしまったことを証明できるものがあれば、罪に問われる可能性が低くなるからです。

特にDBAは出品者側でデータを消すことができてしまうので、取引前にスクリーンショット保存が必須です!

ポイント⑤ 出品者に違和感があったらやめよう

前回、僕が騙された時の失敗は、なんとなく嫌な感じがしたのに、無視してしまったことです。

ちょっとでも出品者に違和感があったら、「ちょっと考えさせて」と言ってお金は払わずに立ち去りましょう。自転車はたくさん出品されているので、ゆっくり探すのが吉です。

特に以下のケースは、要注意だと思います。

  • シリアル番号をチェックさせてくれない
  • DBAに掲載されていたシリアル番号と本体のシリアル番号が違う
  • 早く買うように急かす
  • 言われた住所に行くと、家やアパートから出てくるのではなく、家の前で待っている。(その家に住んでいない可能性があります)
  • 自転車をどのように購入したのかの説明が不自然

***

なお今回の出品者は、大学の寮に住んでいた学生さんでした。最後の試験が終わり、卒業(おめでとう!)するので、自転車を手放すということでした。

シリアル番号も一緒に探してくれて、気持ちよくおしゃべり。盗難自転車を買って、警察に届け出た顛末を話したら、一緒に笑ってくれました 笑。

新しい自転車ゲットだぜ!!

というわけで、中古自転車を新しく手に入れました〜!!

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しかも価格は、400クローネ(≒6,500円)!!
かなり安い!!

これは DBAのリベンジ大成功?!

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中古自転車を安く・安全に買う方法」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 中古自転車を買う際に注意すべきこと - Living in Denmark

  2. ピンバック: 盗難自転車を買ってしまう「自転車詐欺」に遭ってしまった話 - Living in Denmark

  3. ピンバック: デンマークで利用できるレンタル自転車🚲 - Living in Denmark

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