デンマークで主食の「お米」の選び方
海外生活をしていると、主食の「お米」をどうやって入手するか!という点が結構重要だったりします。
日本から輸入されている国産米はとても高いので、収入ゼロ夫婦の僕たちが日常的に食べるにはあまりにも贅沢すぎです。
そうすると、現地のスーパーで入手できそうなお米でご飯を炊くのが理想なのですが、海外ではお米の種類が日本より多く、うっかり間違ったお米を入手しようものなら絶望的にパサパサご飯になります(T-T)
なので、今日はデンマーク(多分、北欧の他の国でも通用するかも)のスーパーで手に入るお米を紹介します!
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デンマークでは、おそらく次の6種類のお米をみかけると思います!
上段左上からZ字の順番に名前を挙げると、Langkornederis、Grødris、Basmatiris、Parboiledris、Risottoris、そしてJasminrisです。
この中で、一つだけ日本と同じようなご飯を炊けるお米があります。
さぁ、どれでしょうか?
答えは、上段真ん中のGrødris です!
日本のお米の特徴は、粘り気があり、クセがない味というのがポイントだと思います。
そうすると、香りが強いバスマティ米(Basmatiris)とジャスミン米(Jasminris)は除外です。こちらはタイ料理やインドカレーを食べる時に使いましょう。
次に細長いロング・グレイン米(Langkornederis)。バスマティ米やジャスミン米に比べるとクセは少なく、お値段もお手頃です。しかし、残念ながらパサパサするタイプのお米なので、日本人からすると粘り気が物足りないです。
日本のお米と見た目が似ているのは、リゾット米(Risottoris)。ショート・グレイン米と呼ばれることもあり、日本のお米よりも太っちょです。バスマティ米やジャスミン米に比べるとクセは少ないのですが、残念ながら妙にパサパサするタイプです。その名の通り、リゾットとして食べるととても美味しいのですが、おにぎりにしようものなら、食べている最中にポロポロと崩壊し始めます。
そしてParboiledris。実は籾米を一旦蒸してものを乾燥させたお米だそうです。栄養価が高いそうですが、めちゃくちゃパサパサします。おにぎりにしたら・・・というより、パサパサ過ぎておにぎりになりません (笑)。和食を期待してParboiled を買うと、かなりショックなことになるので気を付けましょう。
最後に残ったGrødrisは、Pudding riceとも呼ばれ「ライスプディング」というデザートを作る時に使われます。実は、このお米が一番日本のお米に近い粘り気とクセのない味を持っています!
まとめると↓な感じでしょうか。(僕の感覚と独断で作っています)
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上記のチャートを見ると一目瞭然だと思いますが、日本のお米に一番近いのはライスプディング用のGrødrisです。1kgあたり10.50クローネ(約170円)なので、日本のコシヒカリ5kg 2500円に比べて激安です。
では、肝心な味はどうでしょう?
日本のブランド米の方がふっくらと炊き上がり、美味しい気がするのですが、Grødrisで十分美味しいご飯が炊けます!主食としてまったく問題ありません。
我が家には炊飯器がないのでお鍋でGrødrisを炊いているのですが、日本米と同じ手順で炊くとあまり美味しく炊けませんでした。そこで、試行錯誤しながらアレンジした炊き方にしています。
炊き方の詳細はこちら👇
そうそう、アジア食品スーパーでは「Sushi Rice」というものも購入できます。おそらく日本のお米と同じ品種なので、一番美味しそうですがGrødrisよりも価格が2倍近く高くなるので、Sushi Riceにするか、Grødrisにするか結構悩むところだと思います。
そこで、本当に違いがあるのか実験してみました!
結果は・・・、と思ったのですが長くなってしまったので実験結果も炊き方と併せて、次回の記事で書くことにします!!(すみません〜)
ピンバック: デンマークのGrødrisで美味しいご飯を炊く方法 - Living in Denmark