デンマーク人に褒めてもらえたデンマークの伝統料理「Flæskesteg」

つぶやく シェアする

どうやら、デンマークの7月はお別れの季節のようです。

9月頃から新学年がスタートするデンマークでは、6月が年度末の期末試験。もちろん最終年度で、無事に試験を突破すれば卒業です♪

でも、卒業は実家や母国に帰ってしまうタイミングでもあります。特に留学生は卒業と同時に帰国する人が多く、7月はどうしても寂しいお別れ会が続いてしまいます😢

***

さらに、noteを通じて知り合い、仲良くさせていただいた日本人ご夫婦も日本でのご栄転が決まり、このタイミングで帰国されることに・・・。(👇のnoteは初めてお会いした時の出会いnoteです♪)

お別れはとても寂しいですが、壮行会を兼ねて我が家でお食事会をすることに。

メニューの希望を聞いてみると、以前noteで紹介したデンマーク伝統料理の「フレスケスタイ(flæskesteg)」を食べてみたいとのこと。

フレスケスタイは、豚のブロック肉をオーブンで焼いたローストポークで、

クリスマスのメインディッシュを飾るデンマークの王道料理です。

特徴はなんと言ってもカリッと焼いた皮の部分。作り方はオーブンにお肉を放り込むだけというシンプルさなのですが、皮をカリッと焼き上げつつも、お肉はジューシーに保つのが難しいところ。

オーブンの温度が低すぎると皮がカリッとならず、逆に温度が高すぎるとお肉がとてもパサパサになってしまう。オーブンの特徴を踏まえた上で、熱の調整をしないといけないので結構デリケートだったりします。

***

そんなわけで、フレスケスタイを作るために会社を少し早上がりすることに。

同僚に「今日はちょっと早く帰りまーす」と伝えると、何かあるの〜?と雑談になったので「実は、フレスケスタイを作るんだ」と言うと・・・

えっ!? ま、真夏日にフレスケスタイ!!??

と、かなりびっくりのご様子 😅

フレスケスタイはオーブンを長時間使うので、オーブンで室温があがってしまう料理。冬のクリスマスには部屋が暖かくなるので良いのですが、暑い日に作るのはちょっと敬遠されちゃいます。

アイス🍦食べながらの打ち合わせも全然OK!のデンマーク」で紹介したように、ここ数日は27度を超える真夏日が続いているので尚更びっくりしたみたい (笑)

***

さて、3時半に会社を出た後、スーパーのRemaでフレスケスタイ用のお肉をゲット。

1.87kg で55.91クローネなので、100g あたり 2.99クローネ(約54円)。安い!

画像1

このお肉、実は豚皮がついたままのロース肉(※1)。 皮の部分に切れ込みが入っているのが特徴です(※2)。

※1 – ロースの中でもセンターリブという部位だそうです
※2 – 切り込みの深さが重要らしく、皮とその下の脂身まで切れ目を入れつつも、赤身のお肉の部分までは切らないのが重要らしい (肉汁が出ちゃうらしい) 自分でやると難しいので、切れ込みが入っているお肉を買うのが楽です。

***

さて、今回の料理方法は👇のレシピを使うことにしました。

1)皮の部分に塩を揉み込む。切れ目の(お肉1kgに対して、小さじ1.5杯ぐらいだそうです)
2) 切れ込みの間にローリエを差し込む
3) オーブンの下に水をはったトレイを置く(蒸気でお肉が乾燥しないようにするためだそうです)
4) オーブンの中にお肉を置いてから、オーブンをONにして200度に設定 (予熱しない!)
5) 1時間ぐらいしたら、温度を250~300度にあげて、皮がカリッとするまで焼く(多分15~20分ぐらい?)
6) オーブンから取り出して、10分ほど待って、熱が落ち着くのを待つ
7) 切って食べる!

細かなポイントは、

・オーブンは予熱せずに使う
・オーブンの上の方の段を使うと皮がカリッとなりやすいかも
・オーブンに火を入れたら最後までオーブンを開けない(途中でオーブンを開けると温度が下がってしまい、カリッと焼き上がりにくくなってしまう)
・ファンオーブンだと火力が強すぎるので、トラディッショナルオーブンの方が良いらしい(設定方法については「オーブンの使い方」をご覧ください)
・お肉を焼いている際に出てくる肉汁を回収するなら、水をはったトレイに耐熱ボウルを置いておくと良いです。

塩を揉み込み、ローリエをさして、オーブンに水をはったトレイを設置して、お肉を置いたら準備OK!!

画像2

オーブンのスイッチを入れて、待つこと1時間半・・・

出来上がりました〜〜〜!!

画像3

ちゃんと皮の部分がパリッと焼き上がりました♪

これを包丁で切って、盛り合わせると・・・

じゃーん! フレスケスタイの出来上がり〜〜

画像4

実は、皮がカリッと焼けるまで時間がかかってしまったので、お肉がパサパサになってしまったのではないかと心配しましたが、予想外にパサパサになっていない!

お友達ご夫婦にも喜んでいただいたので、なかなかの出来かもっ〜🤗

***

さて、調子に乗って、Slack (会社のチャット)で同僚にも写真を送りつけてみました。

画像5

すると・・・、

「すごい! まるでデンマーク人のプロ級じゃん!」

画像6

とお褒めの声をいただきました〜〜〜🕺

他の同僚からも「皮の焼き加減がパーフェクト!!」や「ママが作ったみたいだ・・・」と驚かれたのもちょっと嬉しい😆

***

さて、お友達が次々と遠くに行ってしまうで少し寂しいですが、世界のどこかでまた会えると思うので、元気よく手を振りたいと思います。(もう少ししたら旅行もしやすくなると思うしね!)

Vi ses !! 
 (またね!!)

つぶやく シェアする

\新着記事や🇩🇰の日常をツイートします/

デンマーク人に褒めてもらえたデンマークの伝統料理「Flæskesteg」」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: デンマークのビンゴは日本とちょっと違う! - Living in Denmark

コメントは受け付けていません。