北欧では、体温はお尻で測る?!

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先日、近所のスーパー Lidlのセールで「体温計」が出ていたいので買っちゃいました!

体温計は日本から1つ持ってきていましたが、このコロナの状況を踏まえて、予備の体温計があっても良いかなとセールに出てくるのを待っていたのです。

29クローネ(≒500円)ですが、なんと10秒で測定してくれる優れもののようです!

購入後、箱を開けて中の体温計を取り出すと、ちょっと不思議な感じ。なぜなら、先端の体温を測るところが柔らかいので、ちょっと力を加えるとぐにゃっと曲がります。

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不思議だなぁと思いながら、脇に差し込んでみると10秒でピピッ!と完了音。「めっちゃ早い〜」と感心しながら体温を見ると、35.0度・・・。

うーん、確かに普段の体温は低いけど、35.0度はちょっとありえないでしょ〜。そう思いながら、何度か試してみるもののやっぱり正しく計測できません。

しかたなく、デンマーク語の取扱説明書を解読することにしました。

机の上に取扱説明書を広げると、最初に目に飛び込んできたのが↓の部分。

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ん? 「i anus」? それって、もしかして英語と同じ意味だとすると・・・

肛門か!?

Wow😱 直腸体温は想定してなかった (笑)

でも、よーく説明書を見ると、肛門で測る直腸温度、口で測る口腔温度、脇で測る腋窩温度の3種類の使い方ができることが分かりました(ほっ)。

直腸温度:肛門に2-3cmほどさし、音が鳴る(10秒)まで待つ。
口腔温度:舌の下にさし、音が鳴る(10秒)まで待つ。
腋窩温度:脇の下にはさみ、5分以上待つ。

ただ、脇で測る場合は5分以上待たないといけないとのことです。そもそも、体温計の音は、ただの10秒タイマーだったようで、体温測定の完了音ではなかったっぽいです(笑)。

***

ここで気になったのは、「肛門で測る直腸温度の測り方」が、説明書の1番目に記載されているところ。

まさか、デンマークでは直腸温度が当たり前なのかもしれない・・・。そんな嫌な予感が頭を横切りました。(ちなみに、今まで住んだオーストラリアと米国では、口で測る口腔温度測定が一般的でした)

これは確認が必要だ!!病院の診察時にお尻をださないといけないなら、事前に十分なイメトレをしておかないとマジで動揺しちゃう・・・。

しばらくデンマーク語に悪戦苦闘した後、デンマーク版 家庭の医学とも言える「Patienthåndbogen (患者向けハンドブック)」というサイトで「体温の測り方」というドンピシャなページを発見。

すると・・・、

直腸温度がもっとも一般的な測定方法です
 (Measuring the temperature of the rectum is the most commonly used method) 

おー、やっぱり肛門が一般的だった・・・。

さらに、

口で測る方法はアメリカなどでは一般的ですが、スカンジナビアではあまり使われません。
(Oral cavity thermometers are used e.g. in the United States, but less in Scandinavia.) 

そして、とどめはこちら

脇の下で測る方法は正確でなく、ほぼ使われません。
(The measurement of the temperature of the armpit is inaccurate and is rarely used)

これは病院の診察で直腸温度を測られる可能性ありだ・・・😅

ここまで考えて、ハッと気がつきました。

体温計の先っちょが柔らかいのは、お尻に挿し易いようにするためだっ!

画像3

なんと優しい設計! でも、やっぱり我が家では口で体温を測ることにします・・・。

ちなみに、口で測った僕の体温は35.9度でした。よかった!いつもの低めの体温だ!!

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