母音の数は40?!デンマーク語習得はやっぱり難しい・・・
昨日の ニュースで、「母音の数は40、ネイティブすら習得に手こずるデンマーク語」という記事が掲載されているのを見つけました。
一言で言うと「デンマーク語は発音が独特&複雑だから難しいんですよ〜」という内容なのですが、僕は「ああっ!そうなんだよ。まさにその通りで、めちゃくちゃ難しいんだよ!!」と同感しちゃいました(笑)
記事は、周囲の類似言語(ノルウェー語など)と比べると、デンマーク語の発音が複雑なため子供の言語習得を難しくしているという学術論文を分かりやすく要約してたもの。
こちらのリンク(※)で論文の原文を読めるのですが、研究をして論文を執筆したのは、奥さんが通っていたオーフス大学の言語学者達です。
※ 最終的に学術誌に掲載された論文はこちら(有料です)
さて論文によると、視線を調べる「Eye Tracker」というものを使い、2歳の子供が言語をどう認識するかを調査したそうです。
その結果、デンマーク語の難解な発音や独特な発音ルールのせいで、子供が母国語と習得するのに苦労していることが分かったそう。
そして記事の中では、👇の3点が大きな理由として挙げられていました。
①母音の種類が多い
②子音の発音が変形されることが多い
③発音されない文字が多い
まさにそうなのです!!
デンマーク語では、a/i/u/e/o 以外に、æ とか ø とか å という不思議な文字に加えて y も母音に加わるので、母音の発音からいきなり難しい😢
特に ø は、 は o (オー)と e (エ) を混ぜたォウェーみたいな感じなんですが、何度練習しても正しい発音がいまだに分かりません 😅
さらに文字の組み合わせによって、発音が変形するのも複雑。そのくせに「例外があります」と例外パターンが発生するのですが、例外のルールがないので、普通の変形パターンと例外パターンの使い分けが分からない・・・😳
極め付けの難しポイントは発音しない文字。
例えばですが、of course (もちろん) という意味の 「selvfølgelig」
英語的な感覚でパッと見ると「セルヴフォルゲリグ」という感じかなぁ・・・と思うと大間違い。
デンマーク語の先生、ホワイトボードに書かれた Selvfølgelig から次々に文字を消して・・・
「セッフンリー」と発音
(あくまでも僕の耳にはそう聞こえます)
ええーーー、あんなに文字を綴っているのに、発音するのはSe fø li だけになっちゃった・・・。
発音しないなら、最初から書く意味なくない? と突っ込みたいのですが、そういうのがやたら多いのがデンマーク語。
いや本当に難しい・・・。
それにしても、ネイティブの子供が過去形を学ぶのに2年かかるって記事に書いてあるけど・・・。40歳の僕は、まだ過去形にもたどり着いていない💦
これは、Mission Impossibleな気がしてきた(笑)
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