米と豪と違う!デンマークの大学のレポートルール
とても嬉しいことに、以前書いた「オーフス大学の期末試験は普通じゃない」にたくさんスキを頂いたので続編記事をお届けします!
今日は、大学のレポート・論文に関して、枚数・文字数制限のルールが国によってちょっと違う!というお話をしようと思います〜。
レポート・論文は避けられない道
大学・大学院に行くと、避けられないがレポートや論文の提出。
このレポート・論文を書くにあたって、「どのくらいの分量を書かないといけないのか?」というのはとても重要です。
なぜなら、分量によって大変さが変わるからです!
分量が多い場合は、それなりに中身を揃えないと書きれません。事前勉強や事前調査にそれなりの時間を使わないといけないので結構大変です。
分量が少ない場合は、分量制限を超えないようにしないといけないところに難しさが出てきます。例えば、色々な事が書けるけど、制限をオーバーしてしまう・・・というケースは適切にポイントを絞る作業が必要ですし、ちょっと難しい言い回しを使って文章を短くしないといけないかもしれません。
そういうわけで、「レポート・論文の分量制限」はかなり気になるところですが、妻と合わせて3ヶ国留学したら、この分量制限の仕方が国によって違うことにきがつきました!
なので、オーストラリア・アメリカ・デンマークでどう違うのかを紹介しまーす。
オーストラリアは単語数!
オーストラリアでは、レポートの分量を”1,000-word report” というように、単語数指定するのが一般的でした。
行と行の間に1行分のスペースを入れるdouble-spaceを使い、フォントサイズが12ptsの場合、250単語で1ページぐらいと言われています。なので2,000単語だとA4サイズで4ページぐらい書くイメージです。
ただ、どういう単語を使うかによって1ページに記述できる単語数が変わるので、あくまでも目安です。そのため、指定された単語数に届かなくても、オーバーしても、ちょっとごまかせる時がありました。
アメリカはページ数!
アメリカの場合は、”4 double-spaced (Font size 12pts) pages” のような枚数指定が多いです。
上記の場合は、行間をdouble-spaceにして、フォントサイズを12ptsにした時に、4ページ書きなさいという意味になります。
このページ指定もごまかしやすく、double-spaceの行間の高さや紙面のマージンを調整することで、同じ4ページでも書ける分量を調整できたりします。これはページ数がちょっとオーバーしちゃう時に、うまく制限枚数に収めるテクニックとして使われることが多かったです。
デンマークは文字数!
デンマークの場合、”4 standard pages” という言い方でページ指定していると思わせながら、実は文字数指定です。
このStandard Pageは規格化されたページのことで、「1 Standard Pageはスペースを含めて2400文字」と決まっています。そのため、4 standard page は、スペースも含めて9,600文字になります。
オーストラリアと違うのは、「単語 (words)」ではなく「文字 (characters)」ということ。分量がかなり違うので間違えるとすごく大変です。
実際、妻が北欧の大学院に願書をオンライン提出する際の志望動機書でその間違いを犯していました。「志望動機書は800文字まで」を「800単語」と勘違い。約3ページで志望動機書を書いたら、800文字にはまったく収まらず、妻はべそをかきながら書き直しをしていました。オーストラリアのように「単語指定」で育った人は間違いやすいので要注意です。
あと、注意しないといけないのは単語の間のスペースもカウントに含まれるということです。行末にくっついている無駄なスペースも1文字なので、文字制限をちょっとオーバーする際は無駄なスペースを消すというのもひとつの手です。
異なるルールのまとめ
さて、まとめると↓のようになります。
オーストラリアは、単語数で指定
アメリカは、ページ数で指定
デンマークは、文字数で指定
英語で授業をすると言っても、レポート・論文の分量指定だけでもお国柄が出るんだとちょっとびっくり。どうして、このような違いが出たのかは分からないのですが・・・。
以上、夫婦で3カ国目の留学で見えた違うルールのご紹介でした!
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