
コロナから続くご近所の絆 – 「ワインと歌」でつながるデンマークの暮らし
コロナといえばかなり過去の話のようになりましたが、コロナ禍でロックダウン中、僕の家の大家さんとその隣人達によるコロナ・シンギングというのがありました。
当時は毎日夕方の6時に、窓やテラスから顔を出して歌うという「窓辺イベント」だったのですが・・・
いまや年に2回のご近所イベントに進化しました。
その名も「Vin & Sang (ワインと歌)」!
夏季休暇シーズン前と冬のクリスマス休暇前に、お隣の家に集うのが恒例で、ワインを飲みながら、おしゃべりを楽しみながら歌うというアットホームな会。
ありがたいことに、僕たち夫婦も常連メンバーに加えてもらっているようで、毎回お誘いいただけるのです。
そして先日も「夏の会」があったので、行ってきました〜。
メンバーは、僕たち夫婦に加えて、大家さんのおじいちゃん、同じ建物に住んでいる老夫婦、そして両隣の一軒家に住んでいる老父婦2カップルなので、計9人。
僕たちを除くと、平均年齢七十歳ぐらいという人生の先輩方なので、僕たちは子供(下手すると孫?)のような位置付けでしょうか(笑)
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今年の夏の会は、平日の夜7時。
招待された時間にお隣さんの家を訪ねると・・・
すでにテーブルの上には美味しそうなおつまみがたくさん並んでました!
各々、好きなワインを取り、おつまみを取ると、ソファに座ってお喋り。
ちょうどデンマーク語のテストが終わった後というタイミングだったので・・・
「それならデンマーク語でも大丈夫ね!」と結構スパルタ形式です😅
でもちょっと嬉しいのは、チンプンカンプンだった昨年よりも、ほんの少しだけ会話に加わることができるようになったこと。ほんのちょっとですけどね。
ある程度お喋りが終わったところで、「さぁ、歌いましょう〜」と曲のプリントが配られました。
みなさん、歌い慣れているようで、歌詞を見ただけでメロディが分かるよう。
こちらの曲に詳しくない僕と奥さんは、みんなの歌を聴きながら、合わせて歌う感じです。(僕はあまり音楽が得意でない&デンマーク語の発音もよろしくないので、結構音をハズしちゃいます 恥)
ちなみに、曲はいわゆる「みんなの歌」のような感じです。
「夏の会」なので、夏に関する曲が多く、暗い冬が終わったことを喜ぶ歌や、動物や鳥達が活発に楽しむ様子などが歌詞に盛り込まれていました。
時間が経つのはあっという間で、曲を一通り歌い、ワインを4、5本空けたらもう夜10時過ぎ(みなさん、歳を感じさせないぐらい飲むのでちょっとびっくり)
デンマーク語の聞き取りは難しかったですが、楽しいヒュッゲな時間でした♪