お酒に寛容な国デンマーク
先日、WHO Europeが「少年・少女の健康と福利」という最新調査を発表したところ、デンマークは15歳の酔っ払いがヨーロッパで最も多い国に輝いてしまいました。
デンマークの15歳の少年・少女で、「過去30日間に2回以上酔っぱらった(Drunken)」ことがあると回答した人が、
なんと、女の子で37%、男の子で47%!!
ヨーロッパ全体の平均が女子13%、男子16%なので、デンマークのブッチギリ感はすごいです。
北欧の国がみんなそうなのかと思いきや、お隣のノルウェーとスウェーデンの割合は低いので、デンマークの少年・少女の飲みっぷりは群を抜いていました 😅
過去30日間に2回以上酔っぱらったことがあると回答した15歳の少年・少女の割合
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どうやらデンマークはお酒に、と〜ても寛容なお国柄。
あくまでも僕の推測ですが、その理由をまとめてみました。
お酒に寛容な理由① 年齢制限がゆるい
日本では20歳にならないと飲酒が許されていませんが、デンマークではビール・ワインなら16歳で購入OKです。
これはあくまでも「お酒を購入できるようになる年齢」で、実は飲酒そのものは何歳からでもOK!!
ただし、18歳までは親の同意が必要というルールです。また、アルコール度数が高いお酒も18歳以上にならないと購入できません。
日本では明確に「未成年者の飲酒を禁止」としていますが、欧米では「未成年者がお酒を購入することを禁止」にしていて、飲酒そのものは禁止されていなかったり、条件付きでOKになっている国が意外に多かったりします。
お酒に寛容な理由② 基本どこで飲んでもOK
日本では道路や公園など、公共の場で飲酒しても怒られないですが、アメリカやオーストラリア、欧州の多くの国では、Public Drinking は基本的に禁止されています。
電車やバスでの飲酒はもってのほかで、仕事帰りの電車でチューハイ・・・なんてしたらすぐ罰金です。(そもそもチューハイは売ってないけど 笑)
ところが、デンマークは日本と同じで、電車・バスを含めて公共の場での飲酒がOKです(一部の場所や乗り物では禁止されています)
日本人からすると普通ですが、他の欧米国に比べるととてもおおらか!
お酒に寛容な理由③ 酔っ払いに理解がある
これは個人的な体験ですが、日本の終電と同じように、デンマークの金曜日の深夜バスは酔っ払いが多くてお酒臭い・・・。
ふっと横を見ると、今にもシンガポールのマーライオンになりそうな人が😱
奥さんと二人だったので、できるだけ距離をとるように立っていたら、心配した通り、うわー、吐いちゃった・・・。
と思ったら、たまたま周りにいた関係ない人達が、マーライオン君を介抱したり、汚れを拭いてあげたり、意外に親切?!
東京の電車内でマーライオンをしたら、みんな一気に離れて、冷た〜い視線を浴びると思います。ところが、こちらでは雰囲気がもう少し暖かく感じました(いやな顔はしてるけど、厳しい視線ではない)。
なんとなくですが、「みんな通った道だよね〜」という同情感? 理由はよく分かりませんが、なんだか酔っ払いに対する理解がありそうです。
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デンマークは自由と個人の選択を尊重する国なので、お酒に関しても本人(18歳までは親の同意)に任せる方針なのだと思います。
まぁ、世界第4位のシェアを誇るビールメーカー、Carlsberg (カールスバーグ) はデンマーク発祥。Carlsbergのおかげで規制がゆるいのか、それともお酒が好きな国民が多いからCarlsbergが大きくなったのか・・・、きっと両方なんだろうなぁ。
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