ドイツへの買い出しはデンマークの伝統行事(らしい)
デンマークに来てから始めた不思議なスポーツ「KIN-BALL」の遠征エピソードを一昨日からお伝えしていますが今日で最終回です。
・一昨日の遠征① TødnerまではTeslaに初乗りでした
・昨日の遠征② デンマーク西部の小さな街 「Tødner」で開催したKIN-BALLのワークショップ
Tødnerのレストランで食事会が終わったのは夕方5時過ぎでしたが、レストランから出ると真っ暗!
しかも、Tødnerの目抜き通りなのに、街中には人が誰もいない・・・
おまけに、今出たレストラン以外は全部閉まっていて・・・、あっ、振り返ったらレストランもClosed になっちゃった 😱
デンマークでは閉店後も電気を付けたままにするらしく、一見すると開店しているように見えますが、全部Closedの看板がでています。目抜き通りの土曜日の夕方5時とは思えない静けさです。電気が付いているのに、人が本当にいないので、さながらゴーストタウンですね〜。
どこも寄れるところはなさそうなので、このままオーフスに戻るかなぁと思ったのですが、
デンマーク人達がニヤニヤしながら、
「ひろし、今日はデンマーク人の伝統体験だ!」と車に乗り込みます。
向かった先は、なんとお隣のドイツ。
Tødnerはドイツ国境のすぐそばにあるので、車だと5分でドイツ側に入れます。シェンゲン協定のおかげで国境検査もなく、普通に国境を抜けます。(一応、パスポートは持ってきました)
ドイツで観光するのかな?と思ったら、国境を超えたところで、すぐに車が止まりました。
周りにはスーパー以外何もないけど・・・と思ったら、「ひろし、ドイツは消費税が安いから、ドイツで買い出しをするのはデンマークの伝統だよ!」ということでした。それって伝統なのか?
よっぽどデンマーク人が利用すると見えて、ドイツ国内のスーパーにもかかわらず、値段はユーロではなく、
全てクローネ(DKK)表記!
気になるお値段は確かに2割から3割ぐらい安い感じです。中には半額ぐらいのものもありました。ただ、デンマーク人の買い出しに特化しているせいか、量が多い!
みんな、生活用品やお菓子など色々なものをカートの中に放り込んでいきます。お菓子が一番多いですが、洗濯用洗剤や歯磨き粉も安いようですね。
僕は、ちょうど切らしていた単4電池、ドイツの伝統的グミ ハリボー、そして、焼き立てのパンに乗せると美味しいチョコ、の3つを購入です。
カートな中を見て、みんな色々買うなぁと思っていたら、お店奥のお酒セクションからサイモン君が出てきて、びっくり仰天。
えっ?それ全部買うの?
24本入りのビールを10ケースって、爆買い!?と開いた口が塞がりません。
そうすると、「こんなの全然少ないよ〜。本当だったら、車にトレーラーをくっつけて、埋まるぐらい買うんだよ」ともっと買いたそうな顔で説明してくれました。
確かに、こちらのお客さんはカート2台分のジュースを買ってる・・・
どうやら、北欧人は安い物を買いに南下する傾向があるようで、
スウェーデン人はデンマークに、
デンマーク人はドイツに、
大量の買い出しに訪れるみたいです。
デンマークの消費税は25%、ドイツでは食料・日用品の消費税は7%という違いが大きいのでしょうね。
特にこのTødner近くのスーパーは買い出しで有名なお店なので、家族総出で買い出しに来たデンマーク人がショッピングカートの行列を作る、というのがクリスマスの恒例行事だそうです。
日本でもCostcoや業務スーパーに買い出しに行く光景をみるので、似たような感じかなぁと思っていたのですが、想像よりもスケールが大きい買い出し体験でした。
ただ、やっぱり車のトランクに収まりきらず、個人のリュックやバッグは膝の上に置くことになりました。だから、買い過ぎだよ〜 苦笑。
でも、オーフスに帰宅後、奥さんに戦利品を見せたら「ハリボー1つで10クローネは安いけど、3つは買い過ぎ〜 笑」と僕も笑われてしまいました。
えー、3つ買わないと安くならなかったんだよ〜 💦