北欧で「デンマークだけ」父の日が違う理由
今日は父の日。久しぶりに日本にいる父親に電話をしました。
日本やアメリカなど多くの国では、6月の第3日曜日が父の日になっていますが、違う日に設定している国もたくさんあります。
例えば、デンマークの父の日は日本より早い6月5日。デンマークの憲法記念日の祝日と同じ日に祝っています。
Wikipedia に各国の父の日リストがあるので、眺めていたら面白いことに気がつきました。
デンマーク以外の北欧国は11月の第2日曜日が父の日。なぜかデンマークだけが仲間外れ。。。
不思議だなぁと思って調べてみたら、ちょっとした驚きの事実が!
北欧で最初に父の日を導入したのはスウェーデン。1931年に、アメリカで広まった父の日を持ってきたので、当時は日本と同じ6月の第3日曜日だったそうです。
デンマークは少し遅れて1935年に導入しましたが、たまたま6月5日が憲法記念日の祝日(当時は全休ではなく半休だったそう)だったので、そこで一緒に祝ってしまうのが一般的になったみたいです。
そして1949年、クリスマス商戦を盛り上げることを画策した北欧の商業会が、父の日を、母の日から半年後に当たる11月に変更することを提案。
北欧諸国全体で11月の第2日曜日に変更することを決めたのですが、ここで致命的なミスが!!
なんとっ!
デンマークでプレスリリースするのを忘れちゃった・・・
わざとなのか、ミスなのか・・・。プレスリリースをど忘れした背景は謎ですが、アナウンスがなかったデンマークでは11月の父の日はまったく盛り上がらず・・・。
結局、デンマークだけが従来通りの6月5日に父の日を祝い、他の北欧諸国は11月の第2日曜日に父の日を祝うことになってしまったようです。
なんで忘れちゃったんだろう・・・?
出典:
Danish Historical Joint Council
http://www.historie-online.dk/temaer-9/arstidens-skikke-14-14-14/fars-dag-24-24/fars-dag-i-danmark
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