悲報 – 休日が増えたと思ったら減っていた(デンマークの祝日事情)

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本日6月5日のデンマークは、いわゆる憲法記念日(英: Consitution Day, デ: Grundlovsdag)!

以前、👇の記事でも紹介しましたが、1849年に制定され、国王を主権とすると絶対王政から、国民を主権とすると立憲君主制に移行したことを記念しています。

憲法記念日だけどお休みではありません

日本での憲法記念日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ため祝日です。

ですがデンマークでは記念日であるものの、公式にはお休み日ではありません😭

正確に言うと、勤め先の会社や機関での雇用契約によって異なり、お休みの人もいれば、半休だけの人もいれば、働いている人もいるという感じです。

例えばですが、僕が昨年まで勤めていた地元の会社では普通に稼働日扱いでした。

一方、お店や配達業者さんは午前中だけ稼働の「半休」というところも多いようです。

憲法記念日には各地で政党や政治家によるイベントが開かれるので、午後から参加できるようにするという趣旨だそうです。

ちなみに、ほとんどのスーパーは閉店となるので要注意です。

僕が勤めている会社はお休み♪

嬉しいことに、僕が現在勤めている European Sperm Bank での憲法記念日は休日扱い!

金曜日の朝、同僚のトーマスさんから「ヒロシ、月曜日はお休みだからね。会社に来なくていいんだよ」と念押しをされたので間違いありません。

長年European Sperm Bank に勤めているトーマスさん、ちょっとウキウキしていて嬉しそう。

どうしてかなぁ〜と思ったら・・・

憲法記念日がお休みになるのは今年が初!

当初、European Sperm Bank でも憲法記念日は稼働日だったそう。

ですが、3年前に福利厚生の一環で、「憲法記念日をお休みにすることにしました!」という社長アナウンスがあり、めでたく休日になったのです。

ですが・・・

一昨年は土曜日、昨年は日曜日。
週末にぶつかったから意味がなかったんだよ〜

By トーマスさん

日本なら、祝日が日曜日にぶつかってしまった場合の「振替休日」という制度がありますが、デンマークではそういう考え方はありません。(日本では、国民の祝日に関する法律の第三条の2項で振替休日のルールが定められています)

もし祝日が土日になってしまっても、「残念、今年は運が悪かったね」という感じの扱いになっていてちょっと損した気分・・・。

そんなわけで、僕の会社では実質的に今年の憲法記念日が初めての祝日扱いです。

やったー!

お休みは増えていないという事実

「今年から憲法記念日がお休み〜!」と喜んだのも束の間、実際のところお休みが増えたのは今年だけ。

これまで祝日だったマイナーな「大祈祷日(デ: Store Bededag)」が、法改正で来年からは祝日でなくなってしまったのです。

だから、憲法記念日はお休みになったけど、大祈祷日は平日になり、プラス・マイナスゼロ。

というよりも、大祈祷日は常に金曜日なので必ず休みだったけど、憲法記念日は土日にぶつかると休みではないので、長い目で見ると祝日は減っているという悲しい事実です。

なんだか、がっくし・・・😅

 

ちなみに、デンマーク特有の大祈祷日については👇の記事で紹介しています。

***

というわけで、少し複雑な気分で今日の祝日を迎えております。

ですが、お休みはお休み!天気も良いので、ゆっくり楽しもうと思います。

 

そうそう、デンマークでは憲法記念日が同時に「父の日」でもあったりします。

世界でも6月5日に父の日を設定しているのはデンマークだけなのですが、その意外な理由は・・・👇の記事をどうぞ!

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