デンマークでは、スケジュールは「週番号」で管理
今日、デンマーク人同僚のJさんから、「この仕事なんだけど、Week 40までに終わらせられるかなぁ?」と相談がありました。
Week 40というのは「週番号」というもの。
1月の最初の週をWeek 1として、その後の週をWeek2、Week3と各週に通し番号を振ったものです。年によって異なりますが、年末の最後の週はWeek52もしくはWeek53となります。
日本ではあまり使われないのですし、以前僕が住んでいたアメリカやオーストラリアでも週番号を使った記憶はありません。
ですが、デンマークを含めて一部の欧州では、週番号が日常的に使われるようです。
※オーストラリアの高校や大学では、学期単位の週番号がありました。「中間テストは Week 6にやるよ〜」とか、「XXXイベントはWeek8を予定しています」のような感じです。欧州の週番号と異なり、学期ごとにリセットするので学期中しか使えません。また学校によっては学期の期間が違うので学校内でしか使えない感じでした。
プロジェクト管理と相性が良い週番号
日常的にも使われますが、週番号の出番が多いのは職場のシーン。
「納期はWeek 42の水曜日までで行ける?」とか「次回の打ち合わせはWeek23の後半でどう?」というような会話がよく登場します。
日本ではあまり馴染みがないので最初は戸惑いましたが、仕事で使ってみると意外に便利なことに気がつきました!
特にプロジェクト管理では、週単位でスケジュールを引いたり、週ごとの進捗を管理する際に、週番号をそのまま使えるのでとても便利です。
また、納期や日程を決める際、「3週間後」というと若干曖昧になっちゃうことがあるのですが、「Week 34」と言えば厳密なので勘違いを防ぎやすい点も気に入っています。(特にクライアントとの納期確認ではとても重要!)
予定表での週番号の表示方法
プロジェクト管理で便利な週番号ですが難点も・・・。
それは週番号を言われても、ピンポイントな日付が分からないこと。特に週番号になれていない僕にはパッと分からない😅
そんな方へのオススメは、Googleカレンダーの設定で「週番号表示をON」にすること!
そうすると👇のように週番号が表示されるようになります〜。
ちなみに設定方法はとても簡単。
1. 右上の ⚙ をクリックしてから [設定] をクリック
2. 左側の [全般] >[ビューの設定] をクリック
3. 「週番号を表示する」のチェックボックスをONにする
4. カレンダーに戻って、以上終わり!
もちろんGoogle カレンダー以外の予定表やスマホのカレンダーアプリでも週番号表示に対応しているものは多いので、設定を確認してみてください。
要注意!欧州と北米でちょっとズレる週番号
さて、ちょっとだけ注意しないといけない点が1つ。
実は、アメリカと欧州で週番号がズレることがあるのです。
なぜかというと、週の開始曜日と、Week1の定義が微妙に違うから。
🇺🇸では、1週間の始まりを日曜日として、1/1を含む週がWeek1
🇪🇺欧州では、1週間の始まりを月曜日として、最初の木曜日を含む週、もしくは1/4を含む週がWeek 1
実際、今週(10月11日の週)は、欧州ではWeek41ですが、アメリカではWeek42と異なります。
日本はアメリカ式の週番号を使うことが多いそうなので、欧州と日本の間で週番号をやりとりする時は要注意です。
ちなみに、Excel のweeknum関数を使うと週番号を簡単に計算することができます。普通にweeknum関数を使うとアメリカの週番号になるので、欧州の週番号が必要な場合はisoweeknum関数が使えます。
さて、「Week 40までに終わらせられるかなぁ?」」と聞いてきた冒頭のJさん。
えーっとWeek40って今週だっけな?・・・ あれっ、Week 40って先週じゃん・・・
うーん、時間を遡るのはさすがの僕でもちょっと無理〜😅
笑いながら確認すると、「あっ、Week 41のことでした😝」とのことでした。
OK!!それなら出来るよっ👍
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