免許切り替え③ デンマーク(EU)の運転免許証を使って日本で運転する場合
切り替え申請から待つこと7ヶ月、やっと「デンマークの運転免許証」が届きました〜🤗
かなりシンプルなデザインですが、ホログラムに加えて、シースルーの顔写真の埋め込み(右側の小さい顔の方)、裸眼でギリギリ読めるぐらいの超小さいマイクロ印字など、偽造防止の工夫がすごい・・・。
↓の記事でも紹介していますが、デンマークでは、90 180日以上居住する外国人長期滞在者は自国の運転免許証をデンマークの運転免許証に切り替える必要があります。切り替えずに運転しているのがバレてしまうと高額罰金です。(2020年に制限期間が90日から180日へと変更されました)
日本は優遇されているので、申請するだけでテスト無しで免許の切り替えができますが、警察での確認に時間がかかるらしく、半年以上も待ちぼうけ状態でした。
待っている間は紙の仮免許を発行してもらえるのですが、スカンジナビア諸国でしか使えない&3ヶ月ごとに更新が必要だったのでちょっと面倒でした。
でも、今回届いた運転免許証なら、EU加盟国で自由に運転がOKでーす!! (まぁ、コロナの影響で旅行には行きにくいですが・・・)
日本の運転免許証は没収!
さて、今回の切り替え手続きは、言葉通り切り替えなので日本の運転免許証は返してくれません。
デンマークを離れ日本に本帰国する際、デンマークの免許証を返納して、日本の免許証を返してもらう仕組みだそうです。帰国する前に忘れずに手続きしなくちゃ・・・ _φ( ̄ー ̄ )
日本に帰るまでデンマーク警察が預かってくれているみたいですが、本当になくさずに預かってくれるかちょっと心配 😅
日本に一時帰国する場合は国際免許証で(注意点あり)
すると心配なのは日本に一時帰国する時。日本の運転免許証がないので日本で運転ができません。
今はコロナで日本に一時帰国する予定はありませんが、将来のためにどうすれば良いか調べてみました。
結論からいうと、市役所で国際免許証を発行してもらえば日本でも運転OKです!
ただし、1点だけ注意点があります。
発行してもらう国際免許証は「古いタイプ(ジュネーブ条約版)」にしてもらうこと
国際免許証には、1968年のウィーン条約に加盟している国で使える新しいタイプの物と、1949年のジュネーブ条約に加盟している国で使える古いタイプのものがあります。
日本はジュネーブ条約にしか加盟していないので、ウィーン条約の新しい国際免許証での運転は残念ながら許可されていません。
逆にデンマークは、ジュネーブ条約とウィーン条約の両方に加盟しているので、両方のタイプの国際免許証を発行することができます。
なので、国際免許証を発行する際には、日本で使える「ジュネーブ条約の国際免許証」を発行してもらう必要があります。
これを間違えると日本での運転はできないですし、レンタカーも利用できません。
国際免許証の発行方法
Borger.dk を見ると国際免許証の発行手続きはとても簡単なもよう。
① 最寄りの市役所の予約をする
② デンマークの免許証 と パスポート用証明写真 を持って市役所に行く
③ 「古いタイプ」を指定し、手数料25クローネを払って発行してもらう
以上!
本当に簡単かどうかわかりませんが、今度日本に帰る機会があれば、手続きをしてみようと思います。
ちなみにデンマークで発行される国際免許証は日本が発行する国際免許証とほぼ同じデザインだそうです。
デンマークの運転免許証は超長持ち!
届いた免許証をよーく見ると、なんと有効期限が2035年!! もともと持っていた日本の免許証の期限が2023年だったので、12年も有効期限が追加されちゃいました。
でも、これは本来の期限よりも短く設定されています。デンマーク国民の場合、普通運転免許証の有効期限はなんと自動的に70歳!!70歳まで更新をしなくてもOKだそうです (ただし、70歳以上になると2年毎の更新)。 しかも最近は75歳まで延長することも検討されているとか。ちょっとすごい。
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運転する予定はまったくないけど、新しい運転免許証をゲットできたので嬉しいなっ♪
ピンバック: 免許切り替え①日本の免許証からデンマークの免許証への切り替え手順 - Living in Denmark