夏休み前にもらえちゃう「休暇用の特別補助金」

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ぴこ〜ん♪

スマホの通知音が鳴ったので、メッセージを確認してみると eBox に何かが届いたというメッセージでした。

eBoxはデンマークのマイナンバーに紐づいたデジタル受信箱。マイナンバーを持っている市民全員に付与されていて、市役所からの連絡、銀行からの明細、公共料金の請求、確定申告の還付金通知(以前記事にしました~)、など様々なものが届くようになっています。

そして今回僕のeBoxに届いたのは、会社から届いた5月の給与明細でした。
(会社の給与明細がマイナンバーの受信箱に届くってすごくないですか?!)

なんとなく受け取ったPDFを眺めていたら、初めて見る項目を発見。
なんとっ、それなりの金額がいつもの給料にプラスされてる?!

「Ferietillæg udbetalt」

ただ、☝️の項目名がデンマーク語なのでよく分からない・・・

Ferieと書いてあるから有給休暇に関することだと思うのだけど、念の為にGoogle翻訳にかけてみると「Holiday supplement paid (休暇補助支払い)」と書いてある。

おおぉ!どうやら有給休暇に対する上乗せ補助金っぽいゾ!

***

以前、👇のnoteで「デンマークでは1ヶ月勤務するごとに、有給休暇の権利が2.08日もらえる」という有給休暇の仕組みをお伝えしました。

実はっ!! 

デンマークでは、この2.08日の有給休暇の権利に加えて、給与に上乗せする休暇補助金(Ferietillæg)」というものも貰えるみたい♪

雇用形態によりますが、デンマークの法律(Danish Holiday Act)によると、休暇補助金は給与の1%以上と定められていて、基本給に上乗せする形で貰える福利厚生的な補助金です。(実際の割合は雇用契約によって異なります)

ただしこの休暇補助金、休暇のための補助金なのですぐにもらえません。いったん会社が積み立てて、休暇取得の際に貰えるというのが原則ルール。

この原則に従うと「社員が休暇を取得したら、取得した休暇日数に応じて会社が積み立ている補助金を社員に支払う」という形になりますが、そうすると会社側の手続きが面倒です。

そこで、夏の休暇シーズンの直前にあたる5月に、積み立てた補助金を一括払いするというのが標準的になっているようです。

正確に言うと、① 5月給与にて、前年の9月〜今年の5月までに積み立てた補助金を支払い、② 8月給与にて、残りの6月〜8月分の補助金を支払う、という2段階支払いのようです。

これは、休暇を楽しむための補助金を出すことで、市民の消費意欲を刺激するためのようです。確かに、休みに合わせてお金をもらえたら使っちゃいそう (笑)

なので、今日届いた給与明細に書かれていたFerietillægは、僕が昨年9月から働いて稼いだ休暇補助金でした〜!!

わーい♪ なんだかボーナスをもらったみたいで嬉しいな🕺

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