デンマークで初めてのお給料
今月の家賃支払いに備えて、我が家の会計(いわゆる家計簿)を整理していたのですが、あることにふっと気がつきました。
9月から会社勤めになったけど、会社から給与振り込み用の銀行口座情報を聞かれていない?!
もうすぐ給与日のはずだけど、どうやって僕に給与を振り込むのだろう・・・🤔
やっぱりデジタルデンマークだから、CPR番号(デンマーク版マイナンバー)から僕の銀行口座を自動的に認識してしまうのだろうか?
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実際、デンマークには NemKonto (英: Easy Account) ※というものがあります。
※NemKontoはCPR番号と個人の銀行口座を1つだけ紐づける仕組みのことです。
デンマークでは、省庁や自治体とのお金のやりとりは自動的にNemKontoで登録された銀行口座を使うように手続きがされます。そのため、税金や手数料を支払ったり、確定申告での税金還付やコロナ補助金の受け取りでは、CPR番号を提出するだけで、別途口座情報を提出する必要がありません。
僕の奥さんも、交換留学にあたり「ERASMUS+(エラスムス・プラス)」というところから助成金をもらっていますが、それは奥さんのNemKontoに振り込まれました。
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日本の場合、マイナンバーと銀行口座は紐づいていないので、あらゆる申請書に毎回、銀行口座情報を書いて提出する必要があります。
例えば、確定申告。毎年、銀行口座情報を書類に書かないといけないので、覚えてくれたら良いのに・・・と思ったことがあります。また、コロナ給付金・補助金申請でも、申請書に銀行口座情報を添付しないといけなかったかと思います。
この銀行口座情報、間違えてしまうと振り込みミスが起きてしまうので、省庁・自治体で目視確認をしているそうです。そのため、人手と時間が結構かかっているそうです。
一方で、デンマークでは予めCPR番号にNemKontoが登録されているので、手続きが終わったら自動的に振り込みが完了するようになっています。だからか、振り込み手続きはとても早い!
ちなみに、コロナ給付金の手続きに時間がかかったことを反省して、日本でもマイナンバーと銀行口座情報の紐づけを義務化する方向で議論が進んでいるそうです。政府・省庁が個人情報を意図的に悪用しないという条件付きですが、きちんと法整備をしてマイナンバーをもっと使いやすいものにして欲しいなぁと思います。
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さて話を戻すと、デンマークにはNemKontoがあるから、給与振り込みも自動的に処理されるのかもっ! それは、かなりのデジタルデンマークだ!!
ワクワク♪
でも・・・。念のためにちゃんと確認しておいた方がいいよなぁ🤔
ちょうど今日はCFOと打ち合わせがあったから、ついでに聞いてみよう!
会議が終わって部屋から出ていくCFOに「Could I have a moment?」と呼び止め、↓の会話。
僕:「そういえば、銀行口座情報とか聞かれてないけど、提出した方がいい?」
CFO:「あ〜(ニヤニヤしながら)別に給料いらなかったら、出さなくてもいいよ👍(笑)」
僕:「・・・。いやいや、給料いるから! ちゃんと払ってよ〜 (笑)」
ということで、やっぱり銀行口座情報は提出しないといけませんでした😅
そうだよなぁ。よくよく考えたら、NemKontoは基本的に政府や自治体への振込・受取用だから、一般企業はアクセスできないよね・・・。
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この後の会話で分かったのですが、今月の給与支払い手続きの締日はなんと明日だった?! あぶねー、確認しておいてよかった〜。危うく手続きがややこしいことになるところだった・・・💦
急いで僕の銀行口座情報を送ってホッとしましたが、思ったほどデジタルデンマークじゃなかったのが少し残念・・・。(でも、給料日にはちゃんとお金が振り込まれているか確認した方がいいな、こりゃ)
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