休日出勤した分は、手当ではなく「代休」で調整
デンマークの会社で働き始めて約1年半、今日は初めての休日出勤を経験しました。
👇の記事でも紹介している通り、デンマークは他の北欧と同様に残業ゼロの国。
もちろん休日出勤もありません(笑)
とはいえ、残業と同様に完全にゼロではなく、やらないといけない時には休日出勤もありえます。
僕は、とあるデンマークのクライアント企業さんの業務をITの力で効率化・自動化するプロジェクトに携わっているのですが、昨夜は2年近くかけて作った新システムを正式に立ち上げるというビッグなイベントでした。
新システムの立ち上げは、既存の古いシステムを止めて、新しいシステムへのお引越しをしないといけないので、切り替え作業中はどうしても業務が止まってしまいます。
そのためクライアント企業さんの強い希望で「金曜日の夜から土日」という週末に休日出勤をして新システムの立ち上げをすることになったのです。
これは業務を支えるIT系のお仕事だと万国共通の事情かもしれません😅
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でも、日本の休日出勤と違う「雰囲気」だなぁ、と思ったのは・・・
めっちゃ感謝される😆
まず、朝ごはん、昼ごはん、夜ご飯を用意してくれることに加えて、大量のジュース、お菓子、そしてケーキの差し入れ。
贈り物のようにテーブルに並ぶので、甘党の僕でも消化しきれないっス😅
さらに「家族にも迷惑をかけて申し訳ないから、奥さんと2人で好きなレストランの食事を楽しんで。会社が払うから!」という家族への心遣いも。
でも、何よりも嬉しいのはクライアントさんからのお礼。
I have so much respect for you !!
(尊敬の念しかない!)
と、最大級に感謝の言葉を伝えてくれました。
もちろん日本で休日出勤した時も「お疲れ様」と労いの言葉をもらえると思います。でも、形や表現がの仕方が強調されていて、はっきりと感謝がわかるような感じはとても嬉しいですね。
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そうそう、今回の深夜残業と休日出勤には残業代や特別手当は出ません。デンマークのホワイトカラー系の社員の場合、残業代や休日出勤手当が出ない雇用形態が多いようです。
ちょっとブラックな感じがしますが、休日出勤した分は代休をとることで調整するという考え方のようです。
まぁ、新システムが安定的に稼働するまでの1〜2週間はバタバタするだろうから、落ち着いたらちゃんと休まなくちゃ。
ピンバック: 会社で「盛り塩」をしたら、デンマーク人が盛り上がった話 - Living in Denmark