ラマダン中の料理で思い出すオーストラリアの留学時代

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先日、解説付きの料理のライブ配信を観ながら、みんなが同時に自宅で料理をするオンライン料理イベントの紹介をしました。

楽しかったので、また参加してみよう〜と思い、MadmekkaのFacebookグループを覗いてみると、今回のスタートは19:30という遅い時間になっていました。

日本だと馴染みがあまりないですが、4月24日〜5月23日はイスラム教徒にとって重要なラマダンの時期です。開始時間がいつもより2時間遅くなったのは、日没まで食べ物を口にしてはいけないラマダン期間中のイスラム教徒への配慮でした。

ラマダンは、イスラム教徒が日の出から日没にかけて断食する30日間の行事です。イスラム教の義務の一つで、空腹や自己犠牲を経験することで、飢えた人や平等への共感を育むことが目的だそうです。開催期間は太陰暦によって決められているので、毎年時期がちょっとずつ変わります。

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「今日のご飯はラマダンだからちょっと遅くなるよ〜」と奥さんに言うと、ラマダンで奥さんはオーストラリア留学時代のことを思い出したようです。

僕が奥さんと知り合ったのは、オーストラリアの大学に留学している時です。(だいぶ昔の話です 😁)

当時奥さんは、ボスニア系オーストラリア人のお姉さんのLちゃんのお家のシェアメイトでした。Lちゃん、実はイスラム教徒。ヒジャブはかぶらないし、お酒も楽しんでいたので軽め(?)のイスラム教徒でしたが、年1回のラマダンはちゃんと守っていました。

さすがに日中に何も口にしないとお腹が空くようで、Lちゃんは日没後にすぐ夕食を食べられるよう、日没前から料理を始めるのがラマダン中の日課。

そんな時、奥さんはよくキッチンに呼び出されました。なぜかというと、料理の味見係。料理中でも日没前は物を口にしてはいけないのです。

「これ、味が足りてるかしら?」と聞かれ、Lちゃんが作っている料理を口にする奥さん。

すると奥さんは、はっという顔をして、

「Lちゃん、ボスニア料理を食べたことがないから正解の味が分からない・・・ 」

そう、Lちゃんが作る料理はパプリカやトマトをふんだんに使った東欧料理。当時、留学したばかりの奥さんにとって初めての料理だったので、味見をしても、足りない味が分かりません 😅

Lちゃんと奥さん「そりゃ、そうだよねぇ〜。あはははっ」と笑ったそうです。

以上、奥さんにとってのラマダンの思い出をお送りしました〜。

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ちなみに今日の Madmekka で作った料理はパプリカスパイスで味付けしたチキングリルのパワーサラダ。

見出し画像に載せた他の人のお皿とちょっと見た目が違うのが気になりますが、パプリカ風味のチキンがスパイシーで美味しくできました!!(iPadの動画は、Madmekkaシェフによる料理ライブ放送の様子)

画像2
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