米・日・デンマークごとにイメージが違ったメキシコ料理
オーフス大学で修士を勉強中の奥さん、今学期は卒論を書かないといけません。授業はなく、黙々と論文のための調査や分析を進めるので修行のよう・・・。
ただ、一人で取り組んでいると悶々とすることも。それは奥さんの同級生も同じらしく、いつの間にか仲の良いアメリカ人とデンマーク人の同級生達とZoomで勉強会をするようになりました。
お互いの進捗を共有しつつ、悩んでいる部分を相談したり、論点の整理を手伝ったりしているとのことですが・・・・、オンライン勉強会の様子を横で見ていると、女子トークで盛り上がっていて、なんだか楽しそう😅
僕の推定では3割ぐらいがおしゃべりな感じ(笑)ですが、やはり勉強会では喋り足りないようで、気分転換をかねた夕食会を我が家で開催することになりました〜。
※ デンマークはコロナのためロックダウン中ですが、ガイドライン的には5人までは集まっても大丈夫です。また、予約なしで無料の抗原検査を受けられるので、食事に招かれた際は事前チェックが気軽にできるようになっています。
さて、メニューは何にするのかな? とチャットをしている奥さんの様子を見ていると、どうもメキシコ料理のFajita (ファヒータ) を作ることになったそう。
僕の記憶では、グリルしたお肉と炒めた野菜をトルティーヤで巻いて食べる👇の料理。
デンマークのスーパーでは、Fajita スパイスというものが売られているので、鶏肉とお好みの野菜(玉ねぎやピーマン)を炒めながら、Fajitaスパイスをかければ、結構簡単に作れます。
ところが、チャットをしていた奥さん、首を傾げている。
どうも、チームアメリカ(アメリカ人同級生の2人)と、デンマーク人同級生のFajitaのイメージが微妙に違うらしい。
メキシコ料理に慣れ親しんでいるアメリカ人の方が正しそうな気がするけど、デンマーク人の方がスーパーで何を買うべきかを知っていそう・・・。
なんだか不思議だねぇ・・・とチーム日本(奥さんと僕)は、Fajitaで板挟み 😅
でも奥さん、チャットの混乱状態を収束させ、なんとか買い物リストは作れたようです。早速、買い物に付き合うと・・・、
こちらの冷凍セクションから奥さんが手にしたのは・・・
こちらのRatatouille (ラタトゥイユ) キット👇
「えっ、それラタトゥイユだよ!!」
フランスの煮込み料理!!
メキシコ料理じゃない!!! (というか、ラタトゥイユの冷凍キットがあるって知らなかった・・・)
すると奥さん、首を傾げながら「うーん、そうなんだけど、デンマーク人のAちゃんが、これが良いって〜(笑)」
あっ、そうなの・・・。もしかして冷凍ラタトゥイユキットで美味しくFajitaを作る裏技的なものがあるのかも?!
心の中で一抹の不安を持ちつつも、買い物カゴに冷凍ラタトゥイユキットを入れました。
***
そして、6時過ぎ。みんなが集まってきたので、すぐさまみんなのFajitaのイメージを再確認。
するとみんな口々に「チャットしてる時から思ったけど、やっぱりFajitaのイメージが違うよね?!」とキャッキャ、大笑い。
きちんと話を聞くと、チームアメリカとチーム日本が思っているFajitaは一緒✌️
ところが、デンマーク人のAちゃんが思っているFajitaは、鶏肉と野菜を炒めたものではなくて、生野菜を載せた👇のようなイメージということが判明!
おー!! それはどちらかというとタコスだね!!(笑)
あははは、と笑って納得したけど・・・、あれ? 例の冷凍ラタトゥイユは何に使うの?
するとAちゃん、「タコスが生野菜だから、何か暖かいグリル野菜的なものがあると良いかもと思ったの・・・」
お〜〜、Fajitaでもタコスでも無かったのかぁ〜 。
残念・・・、ラタトゥイユはFajitaを美味しく作る裏技ではありませんでした。
そんなわけで、ラタトゥイユは使わずに、普通のFajitaを作って美味しくいただきました。
ピンバック: 期待以上に美味だった冷凍食品 #5 - Living in Denmark