「食べる輸血?!」 ビタミンD以外に注意すべきミネラル
さてデンマークは日が沈むのがかなり早くなり、夕方16時には日没、夕方17時過ぎには夜のように真っ暗になるようになってしまいました。
日光を浴びられなくなると困るのがビタミンD不足。
紫外線を浴びることで体内に生成されるビタミンDは人間にとって重要な栄養素です。デンマークでは、体調不良を訴える患者の10人に1人はビタミンD不足の可能性があると言われているそうです。
そんなわけで、我が家では冬になるとビタミンDのサプリを摂取しているのですが、個人的には「鉄分」も注意すべきっ!!と考えています。
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それは、だいぶ前の3月頃の話。
太陽が眩しい日中時間が長くなり、暗い冬も終わりにさしかかってきたのですが、なんだか奥さんと僕は2人とも体がダルい🥱
寝ても寝ても疲れが取れないなぁ・・・と思ったのですが、2人とも日に日に元気がなくなっていく。。。
しかも買い物に行くために上り降りするアパートの階段で息切れまで💦
さすがにおかしい!ビタミンD不足じゃない何かがあるっ!
そう思ってインターネットで調べてみたら、ドンピシャな症状を発見!!!
それは・・・
鉄欠乏性貧血
赤血球はヘモグロビンというタンパク質で酸素を運ぶのですが、そのヘモグロビンを作るためには「鉄分」が不可欠。
鉄分が不足しちゃうと、血中のヘモグロビンが不足し、体内に十分な酸素を送り届けることができなくなり、結果的に息切れや動悸、倦怠感、そして寝ても寝ても疲れが取れなくなってしまう・・・ということになっちゃうらしい😵
こっ、これだ!!鉄分が足りないに違いない〜💦
もっとも効率よく大量に鉄分を摂取できるのはレバーです。デンマークには「leverpastej」というレバーペーストがあるので、さっそく購入。
それからたまたま特売になっていた大容量のサラダほうれん草もゲット。
それから、せっせと毎日レバーペーストとほうれん草を食べたら、なんだか3日ぐらいで症状が軽くなり、1週間後にはすっかり元気っ!!!
ちゃんとお医者さんの診断をもらったわけではありませんが、やっぱり鉄分不足だったに違いないと確信しちゃいました (笑)
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日本では意識したことがなかったのですが、日本の食材では「大豆食品」や「海藻」に多くの鉄分が含まれているそうです。
よくよく考えると、奥さんが大豆やひじきを使った小鉢を日頃からたくさん作ってくれたので、ちゃんと鉄分を摂取できていたのだと思います。
でも、デンマークだとひじきのような海藻はないし、大豆食品も Edamame ぐらいしかない。🐟青魚にも鉄分が多いそうですが、デンマークの魚と言ったらサーモンぐらい・・・。
鉄分を取りやすいレバーも、leverpastej がほとんどで生のレバーを扱っているスーパーはあまりありません。
日本の食卓で並ぶことが多い小松菜や水菜にも鉄分が含まれていますが、デンマークのスーパーには存在しない野菜・・・。
日本ではあまり食べられない「ケール」には鉄分が多く含まれているそうですが、逆に我が家のメニューやレシピではあまり出番がない食材 😅
なので意識して食材を選ばないと、デンマーク在住の日本人にとって鉄分は摂取しにくいミネラルかもしれません。
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ちなみにレバーペーストのleverpastejは、赤いビートルートと共にライ麦パンの上に乗せて、オープンサンドイッチ(Smørrebrød)として日常的に食べられています。(👇は会社で食べているオープンサンドイッチ・ビュッフェのランチです)
実はレバー、ビートルート、ライ麦パンに含まれる大麦は、いずれも鉄分が豊富なスーパー鉄分食材。なので、このオープンサンドはデンマークの「食べる輸血🩸」かもっ(笑)
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そうそう、手軽に鉄分を摂取する方法としては、栄養サプリを利用するのもアリなので、明日のnoteで紹介しようと思います。