外国のオーブンの使い方(主に欧州向け)

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※ 2020年7月14日追記 「外国のオーブンの掃除方法」も書きました〜。

デンマークに来てからは、奥さんが大学院の勉強に集中できるようにできるだけ僕がメインでご飯を作っています。毎日3食、メニューを考えて、料理して、おまけに節約も考えて・・・とやって見て初めて分かる苦労です😅 (日本では遅くまで仕事していたので、ご飯作りを奥さんに任せっぱなしだったと反省してます)

ただ、僕にとってラッキーなのは「オーブン料理」という技が使えること!

オーブン料理と聞くと難しい感じですが、実は和食に比べるとものすごく簡単・・・。ざっくり言うと、具材をオーブンに放り込んで、10〜30分ほど待つだけで、それっぽい料理の出来ちゃいます♪

ついでにオーブンの焼き上がりを待つ間にサラダを作れば、↓こんな感じです。(過去にnoteで紹介してきたご飯です)

図1

ただ、ちょっと困るのが、オーブンの使い方。

多くの場合、ダイアル式の操作パネルが付いています。1つはオーブンの温度設定(右側)なので分かりやすいですが、もう一つのモード設定(左)はアイコンなのでどういう設定なのかよく分からない・・・。

画像11

なので、これまで各モードの説明と使用シーンをまとめてみました!
僕がよく使う順番で紹介していきます。(ちなみにモード名は僕の命名です)

ファンオーブン モード

02 ファンオーブン

最も使われる事が多いのがファンで熱風を循環させる「ファンオーブン」モード。
オーブン全体がスピーディに温まることと、オーブン内の温度が均一になることが特徴です。

余熱を急ぎたい時、複数段で同時に焼く時、短期間で焼くことで中をミディアムにしたい時(ビーフ・ラムなど)がお勧め利用シーンです。

冷凍食品の場合、作り方に書いてある設定温度はこのモードの場合が多いと思います。

グリル モード

07 グリル

上にギザギザの線が書いてるモードは、一番上の段に具材を置いて、上から直接焼く「グリルモード」です。上側から熱がかかるので、下側は焼かれません。(イメージ的には、上面しか焼かない大きいオーブントースター?)

表面をこんがり焼く料理に適しているので、トーストを焼く、魚を焼くのにお勧めです。ただし、片面しか焼けないので、様子をみてひっくり返す必要があります。

我が家にはトースターがないので、朝ごはんに食べるパンはこのグリルモードで焼いています。

トラディッショナルオーブン モード

画像5

これはオーブンの上側と下側にある熱源からじっくりと温めるモードです。ファンを使わないため、昔のオーブンのように熱がじっくり伝わるそうなので「トラディッショナルオーブンモード」と僕は命名しています。

ケーキやパンを焼く時はこのモードの方が美味しく焼き上がるそうです。また、じっくりと中まで焼くロースト(ポークやチキン)にもお勧めだそうです。

熱があまり循環しないので、複数段利用は良くないそうです(できれば中央以外のトレイは外して、1段だけ使用するのがベター)

ちなみに、冷凍食品の場合、「ファンオーブン モード」と「トラディッショナルオーブン モード」の両方の設定温度が書いてあることが多く、通常トラディッショナルオーブン モードの方が10~20度ほど高く設定されています。

ピザモード

03 ファンオーブン with 下面

ファンモードと下面の熱源で焼くモードです。熱を循環させつつ、下からしっかり焼くのでピザのように生地をパリッと焼きたい時に使います。まさにピザのためのモードなので、「ピザ モード」と命名しました。

使うシーンはピザです。手作りピザも冷凍ピザも、このモードで焼いてます。(下の方の段を使うようにしています)

ただし、ピザトーストの場合だと火力が強すぎるので、グリルモードで片面をトーストした上で、反対面に具材とチーズを乗せて、グリルモードで焼く方が良いと思います。

****ここからはあまり使わないモード****

光あれ モード

01 ライト

ただ単に、熱をかけずにオーブン内を明るくするモードです。

熱がかかっていないなら普通に蓋を開ければいいし、オーブン使用中は電気が点灯しているので、僕的には掃除以外では必要性が低いモードです。

ただし、古いオーブンはオーブン使用中に電気が点灯しないことがあるそうなので、このモードに切り替えながら中の様子を見るそうです。

【後日談】
奥さんがシュークリームを作った際、焼き上がった後にオーブンの蓋を開けずに30分放置するという工程がありました。この時に、「『光あれ モード』役に立つじゃん!」と奥さんと納得しました 笑。

下焼きモード

画像8

下面からじっくりと焼くモードです。僕はあまり使いませんが、キャセロールのような器に入ったものを焼く時に使うそうです。例えばラザニアの場合、このモードでしっかりと火を入れて、最後に後述の上焼きモードで焼き色をつけるというやり方があるそうです。

上焼きモード

08 グリルと上面

上面からじっくりと焼きながら、グリルで直接焼くモードです。前述したラザニアのように下焼きモードで焼いた後に、オーブンとして熱を加えつつ、グリルで表面を焼くという使い方をするそうです。

間違ってトースターとして使った時は、表面どころか、中までしっかりと焼かれてしまい、ラスクのようなトーストになってしまいました。

ゆっくり解凍モード

06 解凍

常温の風を循環させることで、冷凍したお肉や魚を解凍する機能です。

このモードを使う時は、解凍したい食材を棚に並べ、温度設定は0にしたまま解凍モードに設定します。常温の風が循環するので、室内で常温解凍するよりも少し早めに解凍します。(扇風機を当てながら常温解凍するようなイメージです)

でもめっちゃ時間がかかるので(😅)、電子レンジがあるなら電子レンジでの解凍の方が早くて便利です。

機種・メーカーによっては、送風っぽいアイコンの場合があります。

ガンガン行こうぜ モード

09 ファンオーブン with 上面グリル

上面からしっかり焼きつつ、ファンオーブンとグリルの両方を使うという、トリプルモードです。チキンや七面鳥の丸ごとローストで使われるそうですが、ちょっと火力が強いので僕は使っていません。

***

上記の他に、「タイマー」やお皿が重なったアイコンの「お皿温めモード」や付いているオーブンもあるそうです。

AirBnBで民泊するとキッチンにオーブンが付いていることが多いと思います。欧米の食材や冷凍食品はオーブンが前提になっていることが多いので、オーブンが使えると旅行した際の料理の幅が広がって楽しみが増えますよ♪

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外国のオーブンの使い方(主に欧州向け)」への2件のフィードバック

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