デンマークの食費事情と節約のコツ
デンマークでの生活記事を投稿しているので、これからデンマークに来られる方からご相談をいただきます。その中でもよくいただくご質問は・・・
「デンマークの生活費っていくらぐらいですか?」
という質問。
学生さんなのか働いているのか、シングルかご家族か、都市部か地方か、自炊か外食か、などなど、状況やライフスタイルで大きく異なるので実はちょっと回答が難しい問題だったりします。
その中でも特に「食費」はケースバイケースだし、他の人がどのくらい使っているのかよく分からない・・・。
そう思っていたら、なんとっ! Facebook上のオーフス市在住外国人向けグループ「Aarhus International」でとてもタイムリーな投稿が登場!!
発端は、これからオーフスに来られる外国人の方の👇の投稿。
Considering food, transport, leisures…. what would you say is your average monthly budget ?
食費、交通費、娯楽などなど、みんなの平均的な毎月の家計ってどんな感じ?
すると・・・、なんとっ100個以上もコメントが入る人気投稿に!
特に食費に関しては、色々な回答があり、議論も大いに盛り上がったので、みんなのコメントを踏まえどのくらい食費に使っているのかご紹介しようと思います。
目次
シングルの食費
シングルの方の回答を見ると、毎月の食費は1,000クローネ(約18,000円)から2,000クローネ(約36,000円)ぐらいのようですが、概ね1,500クローネ(約27,000円)程度というのが普通な感じのように見えます。
ちなみに、オーフス大学の留学生向けのウェブサイトによると学生の平均的な食費はは300ユーロ(約39,000円)とのこと。光熱費を含んでしまうので、Facebook グループの回答よりもちょっと多めです。
食費が月1,000クローネ前後になると少ない方に入り、そうとうの節約家のよう。
逆にもっとも高額な回答は、毎月3,000クローネ(約54,000円)。これは僕もびっくりするぐらいのかなり高額食費なので、Facebookでも「びっくり!!」というリアクションが多く出てました。
2人家族の食費
2人家族の場合は、概ね2,500〜3,500クローネ(45,000〜60,000円)というレンジが主流のようです。
財布をスパッと分けるデンマークでは、同棲の場合でも食費は半分半分に分けるケースが多いようです。そのため「1人あたり1,500クローネ x 2人で3,000クローネ」という感じも多いのかな。
ちなみに我が家も2人家族。僕はExcelで会計管理をするのが好きなので、細かく記録をしているのですが、過去2年を平均すると月々の食費(外食を除く、トイレットペーパーやシャンプーなどの日用品含む)は、2,300クローネ(約41,000円)でした。
ゲストを食事に招いたりすると食費が増えちゃう傾向があるみたいですが、買い物上手な奥さんのおかげで、平均を下回っているみたいです✌️
なお、外食を含めた食費は300クローネ増加して、月々平均2,600クローネ(約47,000円)ぐらいという実績でした。
節約のコツ
最後に、Facebookの投稿で紹介されていた節約のコツをご紹介♪
1に自炊、2に自炊、3、4がなくて、5に自炊!!!
スーパーで買う食材に関して言うと、意外に日本よりも安かったりします。
一方で、外食するとちょっとしたランチでも2,500円ぐらいになっちゃいます。しっかりディナーにすると1人300クローネ(約5,500円)というのが普通・・・💰
だから、節約の基本は自炊っ!
スーパーは Rema、Netto、Fakta がおすすめ
デンマークにも色々なスーパーがあるのですが、この3店舗は比較的に値段が安いと言われています。
逆に、Irmaのような高級スーパーや、Føtex、Kviklyといった大型スーパーは上記3店舗よりも高くなる傾向があります。
ドイツ系列のLIDLやALDIも比較的値段が安いスーパー。ただ、店舗数が少ないのが残念なところです。
- 注1: Irma は2023年に看板を降ろし店舗はなくなりました(IrmaブランドはCoop系スーパーで残っています)
- 注2: ALDIは2023年にデンマーク市場から撤退しました。
チラシ検索アプリ「eTilbudsavis」を活用しよう
デンマークのスーパーは、1週間前からチラシで特売品の案内をします。
この特売品を上手に狙っていけばかなりお得です。
チラシは店頭でもゲットできますが、わざわざスーパーに赴かなくても、eTilbudsavisアプリでチラシをチェックすることができちゃいます。
お買い物リストとしても非常に便利なアプリなので、デンマーク生活を始めたら絶対インストールすべきアプリの一つですよヨ。
詳細は👇の記事をご覧ください。
値引き時間を狙おう
日本と同じように、デンマークでも値引きシールが登場します。
店舗によって値引きのタイミングが異なるので見極めがポイントですが、早朝の開店直後か夜の閉店直前がオススメです。
また、スーパーが閉まる祝日連休後はお肉やパンが激安になるので狙い目かもしれません。
日本食材はできるだけ現地食材で代用
デンマークは関税や輸送費が非常に高い国。
だからアジア食材店で扱われる輸入食材・調味料は、高級スーパー並みに高額。
例えばキューピーのマヨネーズを買おうとすると、一本50クローネ。なんと千円弱もしちゃうのです。
日本食材や日本の調味料に依存していると食費はかなり高額になってしまうので、できるだけ現地食材で代用するのがオススメ。
Living in Denmark では、現地の食材で日本食を作る「和食チャレンジCOOKING」もまとめていますし、Google先生で「〇〇 海外 作り方」と聞くと先人の知恵がたくさん出てきますヨ。
学生さんは Studiz アプリで10%引き
学生さんは、Studizという学割クーポンを集めたアプリが使えます。
特にオーフス市内のSuperBrugsen というスーパーの10% 引きクーポンはかなり使えます。
アプリを見せるだけで良いので、もし近所にSuperBrugsenがあれば絶対に使うべき! (我が家は奥さんが卒業してしまったので、使えなくなってしまいました😭)
以上、現場からの報告でした!!
ピンバック: デンマークで生活するなら必須 – スーパーのチラシ検索アプリ「eTilbudsavis」 - Living in Denmark