スーパーで買えるライス・プディングを食べ比べした話
おそらく日本人が一番苦手な海外のデザートと言うと「ライス・プディング」ではないでしょうか。
小学校の給食で出てくる「ご飯」と「ミルク」という組み合わせですら嫌な記憶なのに、それを混ぜて作ったデザート(?!)とか日本人にはありえない食べ物です。(←個人的な意見です)
約20年前、僕がオーストラリアの高校に留学している時に初めてライス・プディングを食べないといけない状況に追い込まれました。
「日本人のヒロシはriceが懐かしいでしょ!ライス・プディングを作ってあげたよ!」と、オーストラリア人の余計な優しさ。
その時に出されたのは、「焼きライス・プディング」。こういう感じで👇、焼きプリンの中にご飯が入っているような感じでした。
写真出典 By DuncanHarris – I took this photo in my house, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31311571
善意でニコニコしているおばちゃんに、日本人にとってのご飯は「炊き立ての真っ白なご飯」とは言えず、恐る恐るライス・プディングをスプーンですくいました。
多分、手が震えていたと思うのですが、スプーンを口に入れると・・・、
うっ・・、プリンの柔らかさと甘さがご飯と混じって、ぜっ、絶妙なまずさ・・・
上の方はまだご飯が少ないので、普通の焼きプリンのように食べられるのですが、下の方にいくと、沈んだごはんでぎっしり >_<
本当に試練でした。
参考までに、「焼きライス・プディング」のレシピはこちら。
https://www.taste.com.au/recipes/baked-rice-pudding-2/b9a0d2e2-63f4-4cc8-ad89-3a718e17ea7c
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さて、20年という長い時間をかけてやっとライス・プディングのトラウマ的恐怖から回復したところで出会ったのが、ここデンマークのライス・プディング。
妻の大学院が主催したクリスマス・ディナーで出てきたのですが、食わず嫌いは良くないなぁ・・・と思いつつ、恐る恐るひとくち。
すると、あら不思議っ!20年前に食べた激マズのライス・プディングと味が違う!!
バニラ風味のクリームに、ご飯とアーマンドが混ざっているのですが、ご飯は小さなタピオカのような食感。それに、一緒にかけるチェリーソースが甘くて美味しい!
意外に美味しくて、トラウマ的記憶が覆りました。
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そんなデンマークのライス・プディングはクリスマスの定番デザートですが、スーパーではヨーグルトのようにカップに入れたものを買うことができます。
そこで、LidlとFøtexで見つけたライス・プディングを味比べしてみました!
今回選んだライスプディング、LidlはRisi Frutti 、FøtexはMåms Risdessert という名前。両方ともイチゴ・フレーバーです。
蓋を開けると、両方ともイチゴソースが区分けされて状態で入っていました。見た目はどちらも同じですね。よーく見ると、ご飯のつぶつぶが見えます。
味に関しては、Lidlの方がよりバニラ風味が強く、クリーミーなので、個人的には美味しいかなと思いました。
意外に美味しいので、もしデンマークのスーパーで見かけたら試しに食べてみてください〜。(見た目がヨーグルトのように見えるので、食べたくない人は、ヨーグルトと間違って買わないようにしてくださいね)
※見出し画像出典
By Thuresson – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=43976068