入国スタンプを押されて悲しむ英国人
昨年の2020年1月31日にEUを脱退したイギリス、1年弱の移行期間・交渉期間を経て2021年から完全なEU離別を果たしました。
これから貿易や金融面で色々な課題が出てくると思うのですが、明らかに影響が出ているのは イギリス ⇆ EU の往来。
これまでは、EU内(正確にはシェンゲン協定域内)で移動するのは自由!!移動だけでなく、気ままに好きなEU国へ行き、仕事を見つけ、定住するのも自由!!
ですが、イギリス人にその自由はもうありません。
入国する際には「EU国籍レーン」ではなく「外国人用レーン」に並んで、僕ら日本人と同じように入国審査を受けることになります。
そして、1月1日以降にイギリスとEUを往来している人たちのTwitterでちょっと賑やかなのは・・・
なんとパスポートに入国スタンプが押されることになったそう!!
たかがスタンプですが、Twitterやオンラインニュースの記事を読むと、Brexitがリアルになってしまったことを悲しむ人が多いみたい。
ちなみに、EU圏内の移動の自由の対象は人間だけではありません。実はペットも Pet Passport という枠組みで自由な往来ができたのですが、それも使えなくなるのでペットと一緒に旅行するのも大変になっちゃいます。ペットと旅行したいイギリス人にとっては地味に痛いかも・・・😅
他にも、👇のような色々な細かい制限が加わることに・・・。
・パスポートの残日数が半年以上あること
・発行されてから10年以上経過したパスポートでないこと
・帰りのチケットを持っていること
今はコロナで旅行や移動が制限されていますが、感染が落ち着いたらリアルな現実にショックを受けるイギリス人が増えるかもしれません。
まぁ、僕たち日本人(非EU国籍の人)からすると、入国スタンプを押されたり、定住するためにちゃんとビザ(Residence Permit)を申請するのは当たり前ですが・・・。
それにしてもイギリスのパスポートって、中のページまで絵柄が描かれているのですね。ちょっとごちゃごちゃしていますが、絵柄になっているおじさんは引力を発見したアイザック・ニュートン?
ちなみに、昨年書いたBrexit関係のnoteは👇