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移り変わる季節:アザミの綿毛を見たら秋はすぐそこ
ふっと、思い出したのは、中学生の時の国語の教科書に載っていた詩の一節。
あいたくて
あいたくて
あいたくて
あいたくて
…
きょうも
わたげをとばします
たしか、「たんぽぽはるか」さんの気持ちを現したポエム。(工藤直子さんの「野原はうたう」という詩の1つです)
同じ作者による「かまきりりゅうじ」の、アツいぜ!夏だぜ! も印象深いので、暑い夏にはつい口から出てしまう詩です(笑)。
ちなみに、僕の奥さんは学年も出身地も僕と違うのですが、中学校の国語の教科は同じ「光村図書」。なので、懐かし話で盛り上がることがあります😄
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どうして、この詩を口ずさんでしまったかと言うと・・・
我が家のダイニングテーブルの上に大きな綿毛を発見!
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どこからともなくやってきたようで、日本で良く見るタンポポの綿毛よりも二回りも三回りも大きい。
実はこの綿毛、「セイヨウオニアザミ(別名アメリカオニアザミ)」という花がつける綿毛(多分・・・)。
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このセイヨウオニアザミは、初夏に花を咲かせ、夏の終わりから秋にかけてたくさんの綿毛を飛ばすようで、フワフワ〜と風に乗っている綿毛を良く見かけます。
アザミは欧州でとても一般的な草花で、スコットランドの国花としても有名です。ですが、セイヨウオニアザミは日本では生態系被害防止外来種に指定されているNGな野草。在来種よりも繁殖力がある上に、棘もあるので駆除するのが大変だそうです。
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さて先日、近所の公園を歩いていたら、野原一面にアザミの群生を発見!
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綿毛を飛ばす準備を着々と進めているアザミがいっぱい!
綿毛を一つ摘んでみると、まだ綿毛は開いていない感じ。
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もう少ししたら、この野原から大量の綿毛が飛んでいくのだと思います。
綿毛達は誰に逢うのかな?
ピンバック: 「芸術と音楽の祭典」の目玉「光のアート」後半 – Living in Denmark