デンマークの道路名は合理的?!
オーフス市はデンマークの中でも最も古い都市の1つで、8世紀頃にバイキングの港&城下町として作られたと言われています。
その後、港町・大学都市として発展を続けながら、現在はデンマークで2番目に大きい街になっています。(2番目と言っても、人口35万人しかいないので、規模的には所沢市と同じぐらいです。所沢は訪れたことがありませんが… 😅)
今日はそのデンマークの道路の話です。
オーフスの主要道路は、街を囲む2つの環状線と、隣の都市へ放射線状につながる5つの放射線。
イメージ的には↓のような感じ(手書きですが・・・)
環状線は ringvej と呼ばれています。ringは円(環状)、vej は道路という意味です。パッと見では vej の発音が想像できなくて、デンマークに来た頃は戸惑ったのですが、バイ(若しくはヴァイ)と発音します。なので、環状線はカタカナ発音で リングバイ になります。
そして、5つの放射線は、それぞれ下記の名前がついています。
Randersvej (ラナースバイ)
Viborvej (ヴィボーバイ)
Silkerborvej (シルケボーバイ)
Skanderborgvej (スカナボーバイ)
Oddervej (オダーバイ)
実はこれらの道路は、あるルールに従って名称がつけられています。
Google Mapをよーく観察すると分かるのですが・・・
実は道路の行き先の街の名前でした!
例えば、Randersvejをずーと辿っていくと、40kmほど先のRanders (ラナース)という街に辿り着きます。
Skanderborgvej をまっすぐに進めば、夏のフェスティバルとして有名な『スカナボー・ミュージック・フェスティバル』の開催地 Skanderborg (スカナボー)に行けちゃいます。
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じゃあ、スカナボーに着くとどうなるの?と思って、Google MapでSkanderborgvej を辿ってみました。
すると、同じ道路なのにスカナボー側では Aarhusvej (オーフスバイ)という名前に変わっていました! Randersvejを辿って北のラナース近くまで行くと、そちらも Aarhusvej という名前に変わっています。
どうやらデンマークでは、主要都市をつなぐ道路の名前は、行き先の町の名前をつけるのがルール(?)になっているようです。なかなかユニークな道路名の付け方ですね!!
隣町までドライブするなら、行き先の町の名前がついた道路に乗れば良いので分かりやすい。デンマークらしい合理的な名前の付け方だと思います。
行き先の街に近づくと突然道路の名前が変わるので、もし車やバスでデンマークの都市を巡る機会があったら、道路の名前をチェックしてみると面白いかもっ?!